目次
第1章 84歳で建て替え引越し大冒険
第2章 おひとり高齢者の食生活
第3章 老いて歩けば
第4章 「人生100年丸」に乗って
第5章 大介護時代をどう生きる?
第6章 老いての自立と支え合い
著者等紹介
樋口恵子[ヒグチケイコ]
1932年東京都生まれ。東京大学文学部卒業後、時事通信社、学習研究社、キヤノン株式会社を経て、評論活動に入る。東京家政大学名誉教授。NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
65
「ヨタヘロ期」とはよく言ったものです。著者は80歳を過ぎてから食事を作る気力がなくなってきたとのこと。旅行が大好きだった実母も80歳を過ぎたあたりから行きたくないと言い始めました。同じく旅好きだった私は衝撃を受けたので覚えています。著者には医師の娘さんがいらして独身同居なので、独居の後期高齢者とは同じではないのですが、それでも鬱になられた時期もあったようです。84歳でご自宅を建て直されたけれど、気力体力が限界だったそうで、リフォームを考え中の我が家は、延々先延ばし中。読んでいるうちに焦り出しました。2021/02/22
yomineko@ヴィタリにゃん
62
ラジオ深夜便で著者を知った。若い人に特に読んでほしいと仰る訳が読後分かった😊元気の秘訣は休む間もないほど仕事していること!凄い!彼女が生まれた1932年の出生率なんと4.58😲女性が長生きなのはこまめに買い物、家事等をやるからだそう。結構頭と体の両方を使うから。驚いたのは男性の年金が15万円に対して女性は10万。男女の格差がまだまだある。与謝野晶子さんの歌をもじった「君(会社を)辞めたもうことなかれ」そう!仕事は細くっても長く!勤め続けることこそ人生!(多分)とても面白かったので他の本も読みたい😊2025/07/07
とよぽん
60
現在進行形でご自身の老いを語っていらっしゃるという印象を受けた。84歳で自宅を建て替えることを余儀なくされ、家財の整理と二度の引っ越し・・・これが体力気力を消耗したとのこと。また、食欲が落ちて栄養不足になり、貧血に。しかも調理がおっくうになったことから、80歳は調理定年ではなかろうかとも。「子ども食堂だけでなくシニア食堂ができたらいい」には大賛成! 樋口先生の体験から実感された高齢者の「住」「食」「気持ちの持ちよう」「周囲の人との関係」などが読者に老いへの覚悟をやんわりと迫る。2020/03/14
PEKO
30
初樋口恵子さん。読みやすかったです。母や義母が同年代ということもあり手に取った。ただ、他人事でもない。自分もあちこちメンテが必要な体になってきたからな。80歳前後になると食事を作るのが億劫になるのか~子ども食堂だけでなく、シニア食堂を…食生活は健康寿命に欠かせないものね。育児より要介護者の数が多く、年数も介護は10年以上と長いとか、エッセイ要素に加えて、統計的な数字もたくさんあって説得力大。老いに対しては健康寿命を考えて、食事や適度な運動、物の整理などを今からやっていこう!2022/04/10
喪中の雨巫女。
28
《私-図書館》父が、ヨタヘロ期だと思う。最近の姿は、当てはまってる。急に、そうなってしまった。ビックリでした。読んでて、あてはまることばかり。2021/05/16