内容説明
日本人の感性を季節の詩として調べゆたかに詠いつづけた俳人・中村汀女。著者はその長女として長年生活をともにし、文学活動を補佐してきた。新発見資料による家郷時代から命終まで、知られざる汀女の人と作品について綴る絶妙のエッセイ集。
目次
そのときの声
母との別れ
母・汀女の選句
日なた
まめびな
春雨のみちのく
北沢川の桜
窓を打つ雨
菖蒲の蕾
テムズ川のほとり〔ほか〕
著者等紹介
小川濤美子[オガワナミコ]
大正13年3月6日、東京生れ。東京・三輪田高女卒。昭和29年より母中村汀女を補佐。昭和63年9月、汀女の死去により「風花」主宰を継承。日本文芸家協会会員、俳人協会名誉会員、産経学園講師、よみうり文化センター講師
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