内容説明
“菜の花や月は東に日は西に”“牡丹散て打かさなりぬ二三片”など著名な蕪村句を発句とする歌仙六巻を評釈鑑賞した記念碑的労作。几董ら連衆との唱和応酬によって展開する古典趣味と感覚美の世界を鮮やかに再現しつつ、連想文芸の構造と付合の妙味を簡潔に説く。巻末に「蕪村俳諧の趣向」を付す。
目次
「欠欠て」の巻
「頭へや」の巻
「菜の花や」の巻
「牡丹散て」の巻
「冬木だち」の巻
「曲水や」の巻
蕪村俳諧の趣向―『安永三年蕪村春興帖』読解試論
著者等紹介
石川真弘[イシカワシンコウ]
昭和8年栃木県鹿沼市生。大阪樟蔭女子大学教授
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