内容説明
古代、稲の吉凶を占った桜は、中世以後、日本を代表する花となった。西行法師を花狂いにさせた吉野山の桜は、霊魂を浄化する霊木であり、あまたの人肉を養分に開花する妖木でもある。花時雨は、吉野全山を包みこむ華麗な花の雨である。角川春樹自選句集。
目次
カエサルの地
信長の首
流され王
補陀落の径
猿田彦
一つ目小僧
夢殿
古代、稲の吉凶を占った桜は、中世以後、日本を代表する花となった。西行法師を花狂いにさせた吉野山の桜は、霊魂を浄化する霊木であり、あまたの人肉を養分に開花する妖木でもある。花時雨は、吉野全山を包みこむ華麗な花の雨である。角川春樹自選句集。
カエサルの地
信長の首
流され王
補陀落の径
猿田彦
一つ目小僧
夢殿