内容説明
季節の変化に人一倍敏感な著者が、四季折々の感懐を自他の作品に即して語り、作句工房の秘密を明かす。また、実作者の立場から古句を自在に鑑賞して新たに秀句を発掘する。俳句のたのしさを軽妙に綴る最新エッセイ集。
目次
四季の風景(立春;梅雨;夏の川;秋の雲;曼珠沙華;小春;枯木 ほか)
自作の周辺(山のつばくろ;裏富士;水澄むころ;冬スミレ;季節の足おと ほか)
俳句今昔(丈草・千代尼・西鶴;許六と太紙;一茶の反逆精神;几董・白雄・成美;桜井梅室;子規と虚子 ほか)
俳句遠近(芭蕪の自然観など;『花屋日記』;俳諧の風姿)