内容説明
著者は内田百〓に俳句と文章を学び、波郷に私淑して『石田波郷伝』の著書もある。練馬区谷原住いの波郷との風交を語りつつ、波郷文学の魅力を軽妙に説く。また、著者の人間味ゆたかな身辺随筆に加えて、死病となったがんの闘病記3篇を巻末に収めた。
目次
波郷さんの入退院
長命寺のほとり
東京堂の窓口
波郷忌の句
自然と対話した詩人波郷
江東の詩情―石田波郷著『江東歳時記』
秋桜子先生哀悼
「曲水」と私
真下滝吉先生
鴫立庵の松
私の一冊―『日本類語大辞典』
入院の記
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- 和書
- 「源氏物語」の色辞典