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内容説明
大罪を犯せし者、人界の法にて裁かれざるとき、とこしえの深淵より其はきたるべし―。(何が何でも守ってみせるさ。僕が、必ず…)桃原グループの御曹司・桃原誓護は、妹・祈祝とともに両親の墓所で決意する。憎むべき叔父との対決、そして最愛の妹・いのりを命懸けで守ることを―。しかし、極度のシスコンでナルシストな美少年・誓護には、永遠に隠さねばならない秘密があった…。そんな誓護たちは、対決場所の修道院で不思議な黒い霧に包まれる。そこに突然、教誨師・アコニットと名乗る謎の少女が現れた!!いったいなぜ彼女は現れたのか?彼女の正体は?そして誓護は、無事に妹との平和な暮らしを取り戻せるのか!?海冬レイジが新たに紡ぎ出す、読み出したら止まらないスリリングなネオ幻想奇譚登場。
著者等紹介
海冬レイジ[カイトウレイジ]
『バクト!』で第4回富士見ヤングミステリー大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
朝夜
3
大掃除中に発掘して再読。 ミステリー文庫なのにほとんどミステリー要素がないですよね-。 アコニットはとても可愛かったです。2013/12/29
はつかねずみ
2
謎解きができるかと言われると悩む程度に情報開示がされていて、邪推・深読みしていけば辿り着けそうな感じのもどかしさ。 主人公は妹のために狂ってる感じが出ててなかなかよかったし、アコニットの序盤で人を人と思わないような雰囲気からだんだんとデレていく様子も美味しかった。 ただ、犯人に突きつけるものが現実的な証拠・証言じゃなくて超常によって観測する過去の出来事なので、推理物を読んでる感じはしなかったかも。2015/03/07
ラノベ大好き
2
アコニットちゃんがかわいい。性格はイラスト見て予想してた通りのツンデレだったけど、予想してたよりもずっと可愛くてビビった。主人公に対して出会った時点では虫けらを相手にするような見下した態度とってるけど、しだいに惹かれていくのが王道でいいね。主人公も主人公で頭良くて敵を土壇場で欺くのが爽快。個人的に感情移入したら気持ちいいタイプの主人公だな。2014/02/24
真林
2
教会に集まった人々の前に突如現れた、人の世で裁けない罪を背負った罪人に烙印を押す教誨師、グリモアリスの物語。ミステリーというよりは会話劇、回想録を読んでいるような印象だった。いろいろ伏線が張られてたので続き次第かな。2013/11/27
geranium
2
表紙のイメージで、中世とかが舞台かと思ってたらパチンコが出てきたりしてビビった。現代だったのね…。ちょっと流し読みしてしまった感があるので、ミステリー考察については再読で。幻想奇譚と名打っているだけあって雰囲気は非常に良かったんですが、時々出てくる現代的な要素でバランスを崩しているような気がしてしまいました(RPGとか)。松竜の絵が美しい。2013/10/12
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