出版社内容情報
ガダルカナル島を巡って日米両軍の海と空と陸で激戦が展開。上巻では、昭和17年8月から10月までの航空戦前半部分を記録。昭和17年8月、南太平洋のガダルカナル島に米軍が上陸を開始した。
これまで無敵の進撃をつづけてきた日本海軍に対する初めての反撃であった。
以後、ガ島と呼ばれた、このガダルカナル島を巡って日米両軍の海と空と陸で激戦が展開された。
ガ島を巡る海戦と陸戦に関しては、すでに多くの戦史書籍が刊行されているが、
ガ島を巡る航空戦を包括的に記録した書籍は未だ出版されていない。
本書は日本海軍航空隊と、米海軍および海兵隊の航空隊の一次資料を駆使して、
ガ島上空の空戦ひとつひとつのすべてを検証。
つまり、日本海軍航空隊の所属機が撃墜したと報告している米軍機が本当に落ちているのかどうか、
米軍資料での裏付け作業を行ったのである。
こうして、これまで明らかにされていなかったガ島周辺空域での航空戦の実像が初めて明らかになった。
ガ島航空戦上では、昭和17年8月から10月まで、6ヶ月にわたって航空戦の前半部分を記録。
ガ島の飛行場を奪った米軍を攻撃する零戦と陸攻の戦いを中心に、
船団掩護などに活躍した水上陸部隊の記録にも多くのページを費やしている。
梅本 弘[ウメモト ヒロシ]
内容説明
上巻では、ガ島進攻の中継ぎとなる航空基地が整備されるまでの間、基地防空、船団の上空警戒、偵察、飛行場薄暮攻撃と八面六臂の活躍をしていた水戦、零観など水上機隊の戦闘記録も数多く掲載。これら水上機をはじめ、零戦、陸攻、艦爆、大艇などによる空戦記録を一例ごとに日米両軍の一次資料からの損害記録で照合、両軍共に過大に流れやすい撃墜戦果報告の実数、実態を追究している。
目次
昭和17年8月 米軍ガ島上陸(8月、「空の要塞」を迎え撃つ水上戦闘機;精強「台南空」零戦隊、次々と撃墜戦果を挙げる;新鋭、零戦三二型、二号艦戦がラバウルに到着 ほか)
昭和17年9月 日本軍、ガ島に逆上陸(雨季到来。悪天候の中、ガ島飛行場を空陸から猛攻;「全水戦隊及び観測機隊は三分間待機とせよ」神川丸水戦隊の初邀撃戦;零戦隊、ガ島上空でワイルドキャット4機を屠る ほか)
昭和17年10月 南太平洋海戦(ガ島への「鼠輸送」再開。駆逐艦での挺身輸送作戦成功;8機撃墜。悪天候に阻まれつつも大成功に終わった航空撃滅戦;戦闘機掃討、一転して未帰還零戦8機の惨敗 ほか)
著者等紹介
梅本弘[ウメモトヒロシ]
1958年茨城県生まれ、武蔵野美術大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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