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内容説明
私はかつて「僕」だった。犯すべきでない罪を犯した。そうして、その短い人生を終えたのだ。生前に犯した罪を後悔していた「僕」は、別人として生き返り、再びこの世界に舞い戻る。けれど、私は私として生活するうちに、「僕」だった頃の記憶のほとんどを失っていた。“案内人”と名乗るそいつが、私の目の前に現れるまで。「やあ。久しぶりだね」かつて犯した犯罪を阻止すること。その為に時を遡り為直す者―“シナオシ”となったこと。私は、私の真の目的を思い出す。こうして再び“シナオシ”となった私は「僕」がこれから犯すであろう罪を阻止する為に動き出す。過去、現在、未来。交錯する時間の流れの中で、私は真実の自分を追う。全てをもう一度、為直しする為に。残された時間は、あと僅か―。衝撃のタイムパラドクス・サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ササキマコト
9
クライマックスは相当ゴチャゴチャしています。好き嫌いは分かれると思います。終盤は、もう少しスッキリしている方が好みです。「早口言葉かよ?!」とツッコミを入れながら読みました。とはいえ、そこに至るまでの展開は続きが気になり一気読みでした。『キリサキ』という作品と世界観がつながっているらしいです。機会があったら『キリサキ』も読んでみようと思うくらいには面白かったです。2017/03/14
ソラ
6
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) 私はかつて「僕」だった。犯すべきでない罪を犯した。そうして、その短い人生を終えたのだ。生前に犯した罪を後悔していた「僕」は、別人として生き返り、再びこの世界に舞い戻る。けれど、私は私として生活するうちに、「僕」だった頃の記憶のほとんどを失っていた。“案内人”と名乗るそいつが、私の目の前に現れるまで。「やあ。久しぶりだね」かつて犯した犯罪を阻止すること。その為に時を遡り為直す者―“シナオシ”となったこと。私は、私の真の目的を思い出す。こうして2007/12/31
チャリー・コグコグ
1
初読み作家。簡単なストーリーと思っていたら謎解きの描写になってからは内容を間違えずに理解するため読書スピードを落として時間をかけて読了。過去に生き返ったことで二重背反の様な、なんと表現してよいのか複雑な出来事で楽しめました。2016/11/17
マイボス
1
素直に騙されて面白かった。シオナシって読み間違えがち。2016/10/25
ハルクイン
1
キリサキの設定を踏まえてさらに、時間の巻き戻りがあって読んでいてちょっと混乱した場面もあったけどおもしろかった。騙されたわ。キリサキの二人がちらりと登場したのが嬉しい。2012/12/07
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