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内容説明
風が渡り、君影の花が一斉にざわめいた。まるで花が鳴り響いているような。女神の怒りは耐え難くマユラを蝕んでいく。烈しい痛みと自由にならない体。ならばいっそ。「イメタテ…さよなら。逢えて、好きになって、よかった」制止するイメタテの声を耳元に、マユラの目の前で若葉色の光が弾けた。神剣の持ち主イメタテと共に、悪しき精霊を祓いミコモに戻ったマユラ。しかし、郷ではマユラの親友ハニカがヤマトの手勢に連れ去られたという報せが待ち受ける。ハニカを慕うトゥミは単独ハニカを追い飛び出し、イメタテはその後を追うが、そこで目にしたのはミコモのすぐ近くに迫るヤマトの兵。一方、郷に残されたマユラは、日増しに強くなる女神の誓約を制御しきれなくなっていた。操られるように郷を出て、遺志に反してイメタテの命を奪おうとし―!?遙か古の世を舞台に描く幻想叙事詩第三弾。
著者等紹介
時海結以[トキウミユイ]
長野県在住。歴史博物館の資料調査研究員として様々な遺跡の発掘に携わるほか、パズル作家としても活躍。第二回富士見ヤングミステリー大賞準入選「業多姫」にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
縁栞
1
★2 これにて完結。俺たちの戦いはこれからだエンド? イーくん、ようやくその気に。 ヒナクモさん、このロリコンめっw2017/08/07
いんちょ
0
2006-03212015/05/17
つゞみ@223tudumi
0
ヤマトの侵攻がミコモに訪れるところで、話が終わる。ハニカの出生の真実、ミコモの女神との誓約の隠された本質などがあらわになる。ここで終わるのが惜しい、次が読みたいと思ってしまう。ヤマトが芦原中国を平定するのは史実によって決まっているが、ミコモはそこにどのような形で関わるのか、等々。2012/07/17
こんこん
0
せめてトゥミとハニカだけでも……2010/05/20