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内容説明
私立小平白百合学園には、ある風変わりな校則があった。それが『公認カップル制度』だ!両思いで、学園の審査委員会が認めた男女は、学校に届けを出して『公認カップル証』という証明書をもらう。ところが…。(学校公認なんて、はかないものよねえ…)公認カップル証を持つ朝香夏樹には大問題があった。恋人の双葉圭介がもてすぎて、なかなかふたりっきりになれないのだ!もちろん圭介の愛は夏樹に向いている。それでも彼に近づく女の子たちがいっぱい!!圭介は女の子たちに、大事な彼女がいるからと言ってくれるけど―。やっぱり夏樹は面白くない!!そんな夏樹がもくろんだのは、ふたりっきりの空間・映画鑑賞クラブ立ち上げだった!開かずの部屋の秘密を解き明かし部室ゲットなるか!?『Mr.サイレント』シリーズの著者が新たに送り出す、学園ピュアらぶラブ・ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
2
謎を解決しあとしても,それで全ての問題が解決するわけではない.ひとつの事象はそれ単独で存在しているわけではなく,別の様々なものと複雑に絡み合っている.起きた事象は一つでも,それは解釈がひとつに絞られるということにはつながらない.大切なものを守るためには,他のものを犠牲にすることが許される.2010/11/10
schizophonic
0
探偵役がことあるごとに「愛だ……愛が見える……」とか「これは愛の事件です」とが言いだすの、エクスブライヤのロメオ警部みたい。どうしてもふたりきりでイチャイチャしたいから、そのための部室獲得に、開かずの間の謎を解くことになるという流れに繋げていくあたりは、富士見ミステリー文庫のLOVE路線を踏襲しながら誠実にミステリーしようとしている感があり。生徒の一人が『横溝正史読本』読んでたりとマニアックなネタがさらりと入ってたりするんですが、主人公のライバルの迷探偵が石動というのがまたなんとも。 2013/01/09
三毛招き
0
「公認カップル制度」ってのが面白そうで買ったのに、死んでる設定だなぁ2012/01/10
永山祐介
0
あの主人公は正直、女生徒の憧れの的になるより前に、盛大に引かれそうな気がするんですが。「愛のことなら放っておけない」とか「真実の愛を求めているんだ」とか「愛だ……愛が見える……」とか。2005/08/16