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内容説明
私立軽子坂高校は異常事態にみまわれていた。魔神皇と称する少年が現れ、突如、学校を生徒ごと異世界に送り込んでしまったのだ!そこは悪魔が支配する世界―魔界であった。軽高オカルト研の部長ジンは、なんとか元の世界に戻るべく、仲間とともに悪戦苦闘する。そんな矢先、ある悪魔から、金さえ用意すれば戻る方法を教える、と持ちかけられる。だがそれはとんでもない大金であった。そこで、ジンたちオカルト研の面々は、一攫千金のためにある計画を立てるのだが…。人気RPGをオリジナル・ストーリーでノベライズした、青春コミカル・サスペンス。
著者等紹介
吉村夜[ヨシムラヨル]
昭和47年、千葉県に生まれる。第11回ファンタジア長編小説大賞で『魔魚戦記』が準入選を受賞する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
北白川にゃんこ
6
バカだな~バカ小説だ。しかしたまにはこんなメガテンも悪くはない。人間は何にでも適応できるタフな生き物なのだから!2021/11/29
史
2
途中まで因果応報的な結末があるのではないかと思い妙な緊張感があります。なにせ元作品をプレーしてないので(狭間イデオは知ってるが)本編前にあったであろう悲劇でも描くのかと思いました。しかし現実は特に捻りもなく、ただただ魔界で青春の1ページを築いているわけですよ。まあ恐怖を与えるつもりが青春のイベントになっているならば、まあブチギレますわな(陰キャだしね)。しぶとく生きられる奴はどこでもしぶとく生きていられる、という物語。コメディといえばそおそらくそうである。悪くない。2025/01/16
ねぴっぴ
1
狭間偉出夫がユニコーンに跨って現れるシーン、たった一行ですが半端じゃない衝撃と白馬の王子様感にやられました この一行だけでご飯830杯食べられる あくまてメインはオカ研のメンバーなので、偉出夫がその後どんな結末を迎えたかは描かれないのが淋しい 上記の描写が最高だったのでまぁそこはOKです
五十貝ボタン
1
前2作に続けて読了。大仰な文章が目立った『Ⅱ』から一転、青春小説、わけてもコメディ調の軽いノリの作品になっている。蓬莱学園的なバカバカしい学園生活描写と、さらにその後の魔界にやってきてからのお気楽ぶりと言ったら、とてもメガテンとは思えないほど。キャラクター描写に力を入れており、オカルト研究部の賑やかさがいい。また、94年発売の『if』を02年にノベライズしたため、携帯電話が登場し、かなり根幹に関わる設定になっているのが興味深い。2020/09/28
PONSU
1
いわゆる内政チートものの走りか