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内容説明
西暦XXXX年。古の悪魔たちの復活と、彼らの暗躍による全面核戦争の勃発により、人類文明は崩壊した。しかし、人間は死に絶えたわけではなかった。悪魔たちが我が物顔でのし歩く廃墟と化した街で、したたかに生きのびていたのだ。人狩りに捕まったところを悪魔に襲われ、危うく死にかけた少年ジンは、ライシンと名乗る悪魔使いの男に助けられる。そのライシンから悪魔使いとしての手ほどきを受けたジンは、やがて、身寄りのない子供たちのリーダーとなり、弱肉強食の時代を必死に生きてゆく…。傑作RPGから生まれた、新たなるメガテン・ストーリー。
著者等紹介
吉村夜[ヨシムラヨル]
昭和47年、千葉県に生まれる。第11回ファンタジア長編小説大賞で『魔魚戦記』が準入選を受賞する。ファンタジア文庫で『レスト&ハーウィン』シリーズを発表するとともに、『メルティの冒険』『海賊少女チャリィ』シリーズ(ポプラ社刊)などの児童文学も手がけている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
北白川にゃんこ
5
崩壊後も生きる少年少女の姿!サバイバルだったぜ…。強く生きねばを感じる。2021/11/15
史
4
魔神マハラギオン。2001年刊行。ゲームは1992年発売。十年弱後。プレステ版発売に合わせた感じか。そんなゲームのメディアミックスは、ヒーローではないキャラクターたちの生き様というべきか。ポストアポカリプスな世界でヒーヒー言いながら生きていく。そこにも強かなるものがあって心打たれるものがあるかな。昨今の長編化ありきと違って一冊で完結するのも好印象。好きですねぇ。2024/09/07
五十貝ボタン
1
電書で再読。自分の二次創作の参考に。ドライでサスペンスを煽る文章が好みで、当時は何度も読み返していた。何を隠そう、最初に触れたメガテンはこの小説です。改めて読むと、崩壊した世界の中で子供たちだけのコミュニティが築かれる展開はその後のヤングアダルト的な流れに先んじてますね。キャラクターたちがときには協力し合い、危険になるとギスギスするのは、この歳になって読むとサービスシーンとすら言えるのだなー。序盤にテンポよく挿入される世界設定の解説が見事な手腕。2020/08/14
すいみん
1
ゲームはやったことないですが、楽しめました。主人公のジンが憧れの恩人のように強いリーダーであり続けようと苦悩する様は凄く好感が持てました。2015/07/18
筒教信者
0
ゲームの世界観とシステムを使いつつ、ストーリーと登場人物はオリジナルという制約のおかげか、ゲームのダイジェストじゃなく1つのラノベとしてちゃんと成立してる。ちゃんとロウとカオスを象徴する登場人物もいるし、人間ドラマの部分は満足。ただ、オルトロスとピクシー以外の仲魔の存在感が薄いのがなー。あとストーリーがオリジナルなんだから、表紙にゲームの主人公を配さなくても良かったんじゃなかろうかね。2016/10/05
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