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内容説明
「ひえっ、六十万円を弁償！？」私・倉西美波は、ヒステリー気味の変なおばさんの茶碗を割っちゃって、いきなり借金を背負うことに。こんなの、女子高生のお小遣いで払えるわけないでしょ？だから私は、「一晩寝てるだけで五千円」っていうバイトに飛びついたの。だけどそこで待っていたのは、正真正銘の「死体」！しかも私は、殺人事件の容疑者に―。隣に住んでるちょっと憎ったらしい修矢と、密室殺人の謎に挑むんだけど…。犯人の心の密室を開けた、意外な人物とは？息つく間もないどんでん返しに、あなたは耐えられる？密室ニューウェーブ、誕生。
著者等紹介
谷原秋桜子［タニハラショウコ］
双子座生まれ。生息地は東京近郊。大学卒業後、家業の洋菓子店の手伝いをしながら、ミステリー作家修行を続ける。ミレニアムの夏、とある新人賞の受賞パーティーに紛れ込んでいる最中、富士見書房のＴ氏と出会い、ラッキーなデビューのきっかけをつかむ。近所では箱入り娘として通っているが、箱は箱でも段ボール製。趣味はお菓子の食べ歩き。それから温泉！
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
schizophonic
2
密室殺人の真相も大胆で驚かされたが、真に素晴らしいのは、その後の 展開。密室の謎が解かれたところを基点に、複雑に絡み合った構図が読み解かれていくと、それまでのエピソードが、その意味を変え、新しい意味を帯びてくる。犯人が明かされたときには、いったいどうしてそうなったのか見当もつかなかった道筋がハッキリと姿を現す。読み終わってみると、ひとつひとつのエピソードが実に無駄なく配置されていることに気づかされる。2013/09/30
銀筆
1
★★★☆☆2014/06/19
浅木原
0
富士ミスでは希有なちゃんとしたミステリー。2003/10/24
