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内容説明
混沌がすべてを支配する大陸。人々は混沌により生じる災害に怯え、それを鎮める力“聖印”を持つ者、君主に守られ生きてきた。だが、いつしか君主たちは「人々の守護」という理念を捨て、互いの聖印と領土を奪い合う戦乱へと突入していく―理念なき君主たちを軽蔑する孤高の魔法師シルーカと、故郷を圧政から解放するべく修練の旅を続ける放浪の騎士テオ。「わたしは騎士テオの聖印と契約し、永遠の忠誠を誓います」ふたりが交わした主従の誓いは、混沌と戦乱の大陸に変革の風をもたらすのか!?秩序の結晶である“皇帝聖印”を巡り繰り広げられる一大戦記ファンタジーが、いま始動する!!
著者等紹介
水野良[ミズノリョウ]
1963年7月13日生まれ。大阪生まれ、京都育ち。小説家・ゲームザデイナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
合縁奇縁
94
「わたしは騎士テオの聖印と契約し、永遠の忠誠を誓います」孤高の天才魔法師・シルーカ、孤独な戦いに身を投じる騎士・テオ。ふたりが交わした主従の誓いは、戦乱の大陸に変革の風をもたらす。水野良先生の本を読むのはこれが初めてで、これぞ王道ファンタジーと言う感じです。今流行のハーレム展開や、主人公が無双する話じゃないのが一番良い。序盤から固有名詞や地名が無数に出てきて覚えるのが大変。爵位と聖印の設定は面白いと思った。あれだけ戦って、また最後に振り出しに戻るなんて…。2019/03/17
よっち
66
意に染まぬ契約のため君主の元に向かっていた魔法師シルーカが、道中襲われたところを助けた流浪の騎士テオに運命を感じて契約、二人で君主を目指すお話。ゼロからのスタートながら、襲った君主の領土を奪いテンポよく領土を広げていくスピード感は、ベテラン作家さんらしい安定感と合わせて流石だなと感じました。今回は性急過ぎる勢力拡大の反動で、苦境に陥ってしまいましたが、君主としての地位に固執することなく、一介の騎士としてシルーカとの契約を取ったテオの清々しさに、この物語の今後への期待を感じさせてくれました。面白かったです。2014/05/30
如水
36
小6の時に『ロードス島戦記』を読んで以来の水野本。現在アニメが放映中ですが、ガッツリハマッてます💧毎週楽しみにしてます(笑)。で小説なんですが、1巻はアニメ版まんまで3話分が1冊になってます。ただ細かい所(例えばフラッグの名前とか)は覚えていませんでしたので補完にはもってこいの作品。又、『戦記物』ですので人によっては好き嫌いが出て来るとは思いますが、僕はこれぞ『戦記物!』と言える作品では無いかと。一から全てを考え、長い歴史物を創る...そして1巻で起承転結してる。凄い才能🤔全10巻なのに。 2018/05/14
まるぼろ
32
水野良先生の作品をきちんと読むのは恐らく新ロードス島戦記以来となるのではないかと…w 好色伯と呼ばれるアルトゥーク伯の元に仕える事が決まっていたシルーカは道中で他領の兵士に襲われそうになっている所を流浪の君主テオに助けられるが…という所から始まるお話です。アニメの方も視聴しているのですが、やはり文字に起こした分、主にテオとシルーカの胸の内が詳細に知ることが出来て良かったかな、と。それに情を挟まないアウベストと騎士団との対立、そういった上手くいかない現状へのマリーネの不満なども→2018/08/20
異世界西郷さん
30
アニメが面白かったので、原作も読んでみることに。著者の作品は、『スターシップ・オペレーターズ』以来なのでかれこれ15年ぶりくらいになるのでしょうか。『スターシップ・オペレーターズ』もそう思いましたが、この作品も設定がよく練られていてついつい話に引き込まれてしまいました。テオの善良でありながら芯の通った人柄やシルーカの才子でありながらも人の心を読みきれない未熟さなど、魅力溢れる登場人物も多数登場し、壮大な物語の始まりを予感させる展開に次巻も期待せざるを得ません。2018/03/24
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