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内容説明
エイジャ王家直轄地のひとつアンザで発見された鉱脈の利権をめぐり争う二つの国、キルガとリクレア。怒号とも悲鳴ともつかない絶叫が響き渡り、無数の血が流れる戦場に、突如その少女は舞い降りた。禁忌の白いドレスを身にまとい、セイジアと名乗った少女は両軍の兵士を前に高らかに宣言した。「私は武器商人。殺戮と破壊―そのための武器をお持ちしました」争いの火種を燃え上がらせるかのように両国へ武器を売りつける武器商人セイジア。彼女を護衛することになった剣士のトーマは戸惑いながらも人の業、戦争の本質を知ることに―。武器商人の少女と武器を憎む少年のエポックファンタジー!
著者等紹介
和智正喜[ワチマサキ]
小説家。脚本、漫画原作、ゲームシナリオ等も多く手がける。東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキラ@アニメと積読本を消化したい
14
下の上。うーん、テーマは面白いと思うんだけど……いかんせん、盛り上がりというか、熱に欠ける。あと、稀少なはずの〈封隕武器〉が200門以上ある、なんて言うのは、ちょっと納得出来ないなぁ。あと、登場人物も、一気に出しすぎたせいで、掘り下げが十分に出来てなくて、何か薄っぺらい感じがする。でもまぁ、インスウはちょっと好きかな。下手にセイジアに二面性を持たせるよりも、常に冷徹な武器商人で、武器を売り付けて、その結果を見届けたらすぐ次の商売、って感じの方が面白くなったかも。出てからかなり経ってるし、続編は無いっぽい?2015/06/23
アウル
10
普通。読んでいる途中でセイジアの狙っている考えや元凶が分かってしまった。淡々と話が進むので話の盛り上がりはいまいちな印象をうけた。2013/07/21
瀧ながれ
8
ドレスのイラスト設定が独特で、ヒロインの脚が美しい。表紙開いたカラー口絵の脚が、すばらしい! チカラ入れて描いてるな〜、と思いました(笑)。「武器商人」のやり方が、どうも不快だったのですが、こういう結末なら納得です。でも、二巻三巻と続くと、マンネリしそうよ、大丈夫?2013/08/25
シュエパイ
7
戦争を行う者たちに、一騎当千のオーパーツクラスな武器を売り歩く少女の物語。きっとこうしたいんだろうなとか考えながら読んでいたし、決して予想できない結末ではなかったのだけど、あの人がああなってしまったのは悲しかったなぁ。。。ずっとずっと、お花の国として過ごせていられたら、よかったんだろうにね。2013/08/10
1_k
5
ファンタジー世界で、主人公一行が武器商人というのは珍しい。とは言え、後半の戦争の推移がめちゃくちゃ。いくらなんでもありえない! の連続。指導者たちは知能に問題でもあるのかと本気で疑うレベル。2013/07/23