出版社内容情報
中国をルーツに日本で独自に進化した大豆加工。伝来の作り方と世界を巡るヘルシーフードの魅力。
目次
大豆が広げる味の世界
みその歴史
みそづくり―豆みそ・米みそ・麦みそ
みそづくりの道具たち
みその文化圏マップ
おかずみそのあれこれ
糸引き納豆は日本の発明品?
各地に伝わる納豆のつくり方と加工品
世界に羽ばたくヘルシーフード・tofu
とうふの歴史と日本各地に伝わるつくり方
変わりどうふあれこれ
とうふの名物料理や加工品
きな粉の魅力
アジアのふしぎな納豆ととうふ
つくってみよう 手づくりどうふととうふハンバーグ
著者等紹介
奥村彪生[オクムラアヤオ]
伝承料理研究家。1937年和歌山県生まれ。近畿大学理工学部中退。料理研究家・故土井勝氏に師事したのち独立。奥村彪生料理スタジオ「道楽亭」主宰。飛鳥時代から江戸、明治、大正ならびに昭和の戦後、漫画「サザエさん」などの様々な料理を復元。世界の民族の伝統料理にも詳しい。神戸山手女子短大ならびに神戸山手大学教授、奈良女子大学非常勤講師を歴任。現在、大阪市立大学生活科学部非常勤講師。平成12年度和歌山県民文化賞受賞。関西テレビ「今晩なに食べたい」にレギュラー出演
上野直大[ウエノナオヒロ]
1965年広島県生まれ。京都精華大学美術学部卒業。主な仕事は、ポスター、雑誌挿し絵、子供服のプリントデザイン画など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ワタナベ読書愛
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大豆の加工品(味噌、豆腐、納豆、きなこ)のいろいろを日本各地とアジアを中心に紹介。大豆加工の簡単な歴史や実際に豆腐ハンバーグを作る料理コーナーもあり、充実した内容。味噌や納豆などは、思った以上にたくさんの種類があり、アジア各地で利用されていて驚く。色や形も様々で、一度試してみたい。西アフリカにも納豆のような発酵食品があったりして、ネットが普及していろんな情報が簡単に手に入る現在でも、知らないことがたくさんあるとわかった。改めて食文化の多様性を実感。アジア食材を売っている店で今度、戦国醤を買ってみようと。2021/01/21