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内容説明
「ユーゴ。僕らの手で世界を救おう」ショウがそう言いながら眼鏡のブリッジを指で押し上げる。ユーゴとショウは、これまでの旅で出会ったかけがえのない仲間たちと共に、邪神ギャスパルクとの最終決戦に備えていた。これはもう避けることができない、世界を守るための戦い。すると突然、天に描かれている魔法陣の中央からひときわ巨大な雷が発せられ、大地の魔法陣の中央を激しく穿ち、真っ黒い、目も鼻も口もわからない巨神の姿が浮かび上がった。「―いこう。最後の戦いだ!」全ゲーマーにお届けする、どたばたRPG、クリアなるか!?
著者等紹介
吉村夜[ヨシムラヨル]
第11回ファンタジア大賞にて「魔魚戦記」が準入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほーりえ
11
最終決戦。ついに明らかになる世界の秘密。 最後の最後まで熱かった。若干回収不足というか、説明不足な感は否めないものの、シリーズを通して楽しめました。 「ラスボス戦の後も、世界はずっと続いてゆく。」ユーゴ達のこれからや、善と悪、エターナルの行く末が大変気になる所ですが、どうやら後日談的な続刊があるみたいなので、そちらに期待するとしましょう。2013/06/20
ごぅ。
10
邪神ギャスパルクとの決戦にも決着が。。其々の心境の変化を折り合わせつつのリサさんやショウ、イシュラの決意が良かった。。善も悪もなくて、善も善では居続けられなく悪も悪ではあり続けられない。。。とはいえ、それぞれの道が決まったところでどうこの世界が傾くのか俄然楽しみになりました。。。とはいえ、ウメさんイラストのインパクトがっぱねぇっす。。2013/10/27
るか
7
勇者ユーゴとギャルスパイクの最後の戦い。しっかり敵味方関係なく物語を書ききったのは凄いと思う。でももともとの設定が現実世界からネットゲームの世界に行ってしまうという設定だっただけに無難に纏めてしまった感じがします。前巻で恋愛要素が強かったイメージですがそれが今回活かしきれてない感じが・・・ユーゴよりショウのがかっこよく感じてしまった。後日談もあるようなので恋愛要素はその辺で補完してもらえたらいいかなと思います。2013/06/24
アウル
5
本編最終巻。中盤の理沙の過去話がいきなりすぎやし内容も重かった。善と悪ともにいろんな愛を表現していたのがよかった。ラスボスを倒しても悪は滅びず世界が続いていくのが気になるところやな。変態だけどショウがカッコよかった。2013/06/22
ケーイチ
4
リサの衝撃的な過去が。。。いやぁ、重かったですねぇ。善のリサが何かしてくれるんじゃないかと思ってはいたけれど、この展開は読めませんでしたねぇ。そしてショウ、一世一代の大見せ場でしたねぇ。カッコよかったですねぇ。最後の総攻撃はたぎりましたねぇ。にしても、ウメさんが死んだのはショックだった。しかもアッサリと。やはりユーゴの身代わりになったのかしら。その辺は詮索しない方がいいのでしょうけど。黒幕の正体もなかなか面白かった。ホントに日本人だったんだねぇ。あぁ、終わっちゃたねぇ。。。2014/04/17