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内容説明
冒険者育成機関―ユースタシア学園が誇る巨大イベント、体育祭。その優勝者は、何でも一つだけ願いを叶えてもらえるという。勇者を諦めきれない伝記士課程の少年・カイは、勇者課程の優等生であるクロトと劣等生なリンでチームを組む事に。しかし、その競技内容は、「これは職のない者にとって、いわば聖戦なのだぞ!」―「就職面接」や、ニーナを妻(仮)に迎えて起こる「俺は、お前以外に踏まれて喜ぶ趣味はないッ!」「離婚よ」―「夫婦喧嘩」といった、「人生の障害物走」で!?これは、注目度No.1勇者(×2)パーティが繰り広げる冒険の日々をまとめた(体育祭という名の)伝説の記録である。
著者等紹介
琴平稜[コトヒラリョウ]
ライトノベル作家。『勇者リンの伝説』で第24回ファンタジア大賞“金賞”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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王蠱
24
テンションが追い付かねぇwwあれ?おれチチジル焼き食ったっけ?というか作者も食って書いたんじゃねーのかこれとつい考えてしまうくらいテンションの高さが異常w体育祭ということで前回のような冒険とはまたタイプが違ったが掛け合いとノリの良さはどんどん増していっていて腹抱えて読み通した。その分終盤の急転直下は予想はしてたがこちらのテンションが下がるのが追い付かずちょい微妙だったがまぁそれくらいは十分許容範囲ということで。ただひとつ、ハコベさんとソノダさん(×10)をなぜ挿絵にしなかった!!(爆2013/05/19
Yobata
22
冒険者育成機関ユースタシア学園で望まぬ伝記士になってしまったカイは、優勝者はなんでも望みを叶えてくれるという体育祭に向け力をいれるが、3人一組を組まされその1人がまたアホのリンだったので勇者課程主席のクロトを引き込む事に。迎えた体育祭で徒競走,障害物競争,パンクエ競争,借り物競争,水上騎馬戦に挑むが、2年主席のミハエルから刺客が次々に送られ…クロトの秘密を握るミハエルに勝ち優勝して勇者になれるのか?いい感じに振り切れてきたねwギャグの質量と速度がハンパないなwカイのまともな発言が3回ぐらいしかなかったw→2013/06/02
半熟タマゴ
19
表紙はニーナだけど本編はクロト回。周りに流された勢いで黒歴史を作ったり、カイに頭なでなでされて顔を真っ赤にしたり、とにかくクロトが可愛かった。そして最後の挿絵。もう最高ですね。クロト万歳!2013/11/07
える
18
★★★★☆ 1巻に引き続き今回もテンポの良い掛け合いと、要所要所で吹き出しそうになるほどのネタがあり、非常に面白かった!登場する人物は皆一癖あり、これがまた物語を面白くしている。また、笑い話だけでなく、最後は綺麗に締められているのも良い。▼クロトが女の子であることが発覚し、次回からは女の子として登場することになるので、カイとの関係がどう進展していくのかも注目です!2013/05/22
524
18
☆9.5↑↑ 【剣はなまくらでもネタの切れ味は抜群】体育会系な伝記士とちっちゃな勇者のファンタジー系ドタバタラブコメの2巻。これ新人作家なんだよね?とにかくネタの使い方が絶妙。前のパート、前の巻で出てきたものや人がさりげなく出てきて、そのタイミングが素晴らしいから思わぬところで笑える。このレベルのギャグの応酬はそうそう見られない。もう他の作品と比較してあーだこーだ言うのはこの作品に失礼ではないのだろうか。【お気に入りキャラ:リン】2013/05/20