- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見ファンタジア文庫
こちらの商品には新版があります。
内容説明
「オーダー!」信じない。死んでなどいない。まだ取り戻せるはずだ。枯渇しかけた力をひたすらに治癒符に込め、春虎は呪を注ぎ続ける。主を―大切な幼なじみを呼び戻すために。遂に夜光としての力を覚醒させた春虎。だがその代償は大きく、暴走する『鴉羽』から春虎を庇った夏目はその命を落とす。「泰山府君祭だ。泰山府君祭なら夏目を生き返らせられる…!」一方、千年にわたりこの国を統べてきた陰陽術、その真なる復権を掲げる双角会が姿を露わにしたことで、大友や木暮ら『十二神将』たちもまた、それぞれの信念のもと呪術界を巻き込んだ戦いへと身を投じていく―。
著者等紹介
あざの耕平[アザノコウヘイ]
「神仙酒コンチェルト」でデビュー。徳島県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
96
アニメも始まってるが原作は前巻でストップしたままだったので今更9巻を読む。間が空きすぎたので序盤は流れが乗りにくかったがそれだけであとは怒涛のクライマックス展開。すべてのキャラクターが躍動して読ませる。これで第一部完結で思えば一巻のエピソードが重要な意味を持ってくるなど構成も美しい。10巻と短篇集を早く読んでしまって今後はまたリアルタイムについていけるようにしたい。2014/01/07
Yobata
64
鴉羽により夜光の生まれ変わりが春虎である事が判明するも暴走。それを止めるために犠牲になってしまった夏目を見て錯乱,『泰山府君祭』に執着し始める春虎をなんとか止めようとする冬児達だが春虎共々陰陽庁に身柄が拘束される。春虎を奪還するため陰陽庁奇襲を企てた冬児だが、そのために動いたのは冬児だけではなかった。陰陽庁を舞台に夜光の生まれ変わりを巡る最後の戦いが始まる…。第一部最終巻。前回に引き続き最後まで怒涛の連続。鴉羽の暴走により夏目が死亡し、自暴自棄状態になる春虎。泰山府君祭に必死になる春虎を見るのはちょっと→2014/03/29
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
61
未曾有の事態になすすべもなく、誰もがその真実を認められずにいた。そんな時、霊災修祓部隊が駆け付け・・。シリーズ第9弾。第1部完結です。第1部完結ということで、息をつく間もないほど戦闘も激しいものでした。今回一人ひとりにきちんと見せ場があったのが良かったです。手塩にかけて育てたメチャクチャ弱いキャラクターがようやく陽の目を見た時の気分です。あざのさんの描くお話は子供だけが活躍するのではなく、おっさん世代もカッコよく描いてくれるのが嬉しいです。早く第2部が始まって欲しいな。★★★★2013/05/21
mt.gucti
58
ここまで伏せてきた、もうひとりの大事な護法のお話。最初から最後まで。あの回想は全部彼女のものだった。そんな第一部完ですが、ラストシーンの掛け合いや、ヒロインの本当に一瞬の幸せなシーンが、アニメで期待以上に再現されていたんだな、と嬉しくなってしまいました。2015/07/01
よっち
55
春虎は遂に夜光としての力を覚醒させたものの、暴走する『鴉羽』から春虎を庇った夏目がその命を落とし、春虎自身も陰陽庁がその身柄を拘束。仲間たちが春虎の奪還に動き出す第九弾。夏目を生き返らせることを諦めない春虎に取引を持ちかける倉橋源司、奪還に向けて動き出す冬児ら仲間や大友たち。コンも不完全ながら真の姿を見せて、京子も新たな力に目覚めたり、天馬も新たなアプローチから活躍するなど、各々が絶望的な状況に甘んじずにそれを乗り越えて、彼らの強い決意が新しい始まりを切り開きましたね。夏目も蘇って始まる第二部に期待です。2016/09/06
-
- 和書
- 世界の記憶遺産60