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内容説明
リセリア学園生徒会執行部の副会長にして、炎と不死を司る能力『ファウスト』を持つ少女・弓川織絵は、人々を目覚めない眠りへといざなう能力『死に至る病』の使い手であるキルケゴールの襲撃を受けていた。その戦いに偶然巻き込まれてしまった平凡な高校生・日比野直輝に、織絵が保持していた空白の幻想偽典が反応する。直輝が引き当てたのは、存在するはずのない八番目の『世界を規定する書』で、万物を斬る光の剣―二大賢者の一人・プラトンの『イデアの片翼』だった!!キルケゴールを倒すべく、織絵と共に特訓に励む直輝だったが―。物語と保持者が共鳴する学園ビブリオファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
θ(シータ)
79
「よしよし〜、いい子だからおねーさんとお寝んねしましょうね〜」哲学とライトノベルを合わせたあまり見ない類いの学園ビブリオファンタジー。哲学というだけあってゲーテやプラトンなどの有名な哲学者の名前が使われていてそれが能力の力の元ーー幻想偽典になる設定はとてもいいと思う。でも、内容と絵がエロゲーなどに似ていてあまり入り込めなかったんだよね。しかも、文中で胸が大きいと書かれているけどここまで大きくするか?と違和感を感じるぐらい挿絵の胸の絵が大きかったし。それにしても、指導羨ましすぎ……!!星3つ【⭐️⭐️⭐️】2015/10/26
1_k
4
ベッタベタなテンプレ学園バトル。本の選定にひねりがなく、メジャーな本を並べてみただけに思える。杉井先生なみに独自色の強い解釈や、ビブリオ堂のようなこだわりがほしかった。実在の本を作中に出す作品で、受ける受けないは作者さんのマニアックなこだわりに依ると思う。読者にも、こだわりも知識もかなりあるわけで、そこで手を抜いてアリガチなラインナップをアリガチな解釈で並べてもそっぽを向かれる。あと、個人的にヒロインが好みからほど遠く、苦痛。毛色の違う複数ヒロインをハーレム状に配置するエロゲ方式の良さが改めて身にしみる。2012/12/07
Sleipnirie
3
哲学書や文学作品を武器にして異能バトルや学園ラブコメをするのは面白い考え。ウンチクを語るところはカンピオーネっぽい。 織絵先輩がかわいいので2巻も読んでみる。2013/09/28
猫殿宰相
3
主人公はまぁ凡レベルだがヒロインが可愛かったし、物語の方も悪くはなかったので○。ティラミス好物で語源が伏線ってのは境遇と相まって良かったかな。2012/12/29
Ency [L-N]
3
歴史上の大著と保持者の願いと想念を基に創られる『幻想偽典(ビブリオダスト)』を巡る学園バトルラブコメでした。最近自分の中で密かにきてる“年上のお姉さん”がメインヒロインのラノベで、そのヒロイン織絵先輩が可愛いくて良かった。何がどう可愛いと思ったかを綴るには文字数が足りません! 出てくる本は流石に有名所だが未読な作品ばかりだったけど、大筋や内容に関するこの物語内での解釈とそこから顕現する能力とかはキチンと説明されるので特には困らず。敵さんがわざわざ自分の能力を説明してくれるのはやっぱ様式美的に必要なんだね!2012/11/26
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