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内容説明
「シェルティス、思いだして。天結宮の錬護士であったあなたは三年前、穢歌の庭に転落していくユミィを庇って助けた代償に、自分が穢歌の庭に堕ちてしまったのですよ」異篇卿イグニドによって告げられた事実に混乱する天結宮。イグニドの企みを阻止すべく帰還したシェルティスだったが、上層部によって身柄を拘束されてしまう。そんな中、シェルティスとユミィの関係を知ってしまったモニカは、固く心を閉ざしてしまい…。生死不明のレオン、狙われる春蕾、バラバラになった部隊の思い、そしてシェルティスに新たな試練が降りかかる―。少女の選択が壊れた絆を取り戻す、重層世界ファンタジー。
著者等紹介
細音啓[サザネケイ]
『黄昏色の詠使い』にて第18回ファンタジア長編小説大賞佳作を受賞。同作でデビュー。神奈川県在住の兼業作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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Aoi-Takt本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コリ
29
エリエとツァリの絡みが無かったのが残念。ま、ぼちぼち感想を。…生死不明だったレオンが発見されたのも束の間、今度は春蕾が異篇卿の手に…。入れ違う二人が読んでて切なかった。紆余曲折あったがモニカはシェルティス、ユミィとなんとか和解。一安心かな?とおもいきやラストでまた暗雲が…。一難去ってまた一難、次回はバトルがメインになりそう。楽しみ楽しみ。そしてまさかのマハの正体発覚で色々吹っ飛んだ(笑)いいじゃないか病弱っ娘!まぁ多くの方と同様、自分もマハの挿絵を熱望(笑)2012/04/01
ひめありす@灯れ松明の火
29
あの日憧れた君は目の前にいた。大好きなあの子は秘密を隠していた。誰も悪くないとわかって、自分にとっての不都合な事実からは目を背けた。自分が一番可愛そうで、自分が一番惨め。その気持ちに甘えてた。彼と彼女が共有する一番の罪なんて知りたくもなかった。つまらない言葉と暴挙で口を動かしていなければ、口の中一杯の涙の味に溺れてしまいそうだった。……もう、今は『だった』に出来る。あの日、何より大切な物の為に犠牲になったその事実は誇るべきもの。憧れたその姿になれ、なれるという朋友がいる。そして何より、すぐ傍に君達がいる。2011/11/19
雪守
18
シェルティスの魔笛の秘密がばれた事による影響が中心の巻。一番影響が大きかったモニカの決着は予想通り。人物描写は悪くないので、後は展開の整合性をもうちょっと何とかしてほしいです。それにしてもマハの正体とかコミカルな描写が結構あって楽しめたけど、新シリーズ予告に一番ずっこけました。予想の斜め上どころか真横に飛躍された感じです。何はともあれ、楽しみにしています。2011/09/20
shiogi
15
まずタイトルのクルーエル・シャウトに期待してしまう詠使いファン。大体は全巻の事後処理みたいな印象で割かし安心して読めたけど、ところどころびっくりさせられました。マハさんとあとがきのイリスのとこですけどwイリスでラブコメどうなるんだ・・・。イリスも期待しちゃうけどエデンが半年進行ってのもちょっと残念。2011/09/21
KEI
14
購入。第二楽章『世界で一番近くて遠い夢』開幕。シェルティスの正体がバレた割には、意外に平穏に過ぎているような。塔の上層部の連中も任務のうちにあわよくば、なんて甘い考えでいいのだろうか。勿論、護士連中からの風当たりは強いだろうけど。イマイチ納得できない。第三機関の脅威がある中で、全ての人を脅かす幽幻種とは異なる幽幻種の登場と、またまた畳み掛けるな。p.s.今回で一番押しのキャラがマハさんの中の人になりました。2011/10/07