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内容説明
「…もう、走らなくていいよ」自分には何も救えない。世界の救い方すらわからないのに、世界を救えばアルルは消える、だなんて!あらゆる希望を砕かれ、光一は苦悶する。その手に手を重ね、薫は必死でさささやいた。「あんたがそばにいてくれれば、あたしそれでいい。それで幸せ」夕陽の中、健気に微笑む薫の告白が、光一の心を温める。そう、もうやれることはない。だから、せめて、つかの間の幸せを。アルルも兎乃も心路たちもみんな一緒に。滅びの日まで、ひとつの家族として残された時間を大切に生きよう…。夢追人最強伝説、まさかの諦めエンド―んなわけないよね。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KUWAGATA
6
完結。予定調和な大団円。一応ラブコメなエンディングでありながら、あんまりラブラブしてなかった不思議。ヒロインズはみんな可愛いのにね。そこそこ楽しく、さらっと読むのに最適の作品でした。もう少し中二病設定を前面に押し出せばもっと面白くなったかも。でもまあ発刊時期を考えればこんなものか。個人的にはお子様騎士が一番可愛かった。ぷおー!2013/09/18
KEY
6
残念ながら最終巻。今巻は最終巻ということもあって基本的にずっとシリアスな話だった。しかし、真実を知ってへたれた光一が仲間たちのおかげで自分を取り戻し前向きになっていく流れはちょっと前向きになるのが早かった気がするけど綺麗だったし、何より中2を最後まで貫き通してくれたのは良かった。それと個人的にラノベの最終巻というのは全てが終わった後のエピローグが短いと思っていたのでこの作品の割と長めなエピローグはとても嬉しかった(アルカナ合流後の話があればもっと良かったw)。全巻通してとても楽しませてもらった作品だった。2011/08/20
山田
5
再読。完結です。上手にまとめられててとてもおもしろかったです。ヒロイン皆が可愛くて幸せでした。やっぱりハッピーエンドは良いですね。2013/12/03
四向居
5
面白かった。まさか泣かされるとは思わなかった。あと一巻あれば…とも思うが、正直自分も4巻で見直したクチなので強くは言えないwバカで厨二でドヤ顔してる奴がこんなにカッコいいとはなぁ。長めのエピローグもGJ。ヒロイン二人も魅力たっぷりで、いい最終巻でした。2011/09/15
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
4
全5巻でやや駆け足気味だったけど、素晴らしく面白いシリーズでした。 前回でいよいよ明らかになったラスボスの正体、そして逃避の日々を乗り越え挑む最終決戦。バカでカッコつけでヘタレで付け焼き刃な主人公・光一が、アルルも世界も本当に救ってみせやがった・・・!