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内容説明
「巫女としてじゃなく、幼なじみとして何もできないのが悔しいの」真夜中に突然やってきたユミィを前に、シェルティスは微笑む。―ユミィが頼ってくれる。それだけで、僕には充分だから。浮遊島事件の真実をあかすため、統政庁を訪れた天結宮の巫女・ユミィとシェルティスたち。しかし、双方の主張は食い違うばかり。そんな中、錬護士筆頭イシュタルが全ての事象を記録する統政庁の秘宝『ミクヴァの緋眼』への恐制接触を提案。さらにユミィに巫女として決断を迫る―危険な任務を誰に託すのか、と。一方、沁力術士『黄金のマハ』とイグニドも、統政庁に姿を現す…。己の“絶対の聖域”を護るために闘う、重層世界ファンタジー。
著者等紹介
細音啓[サザネケイ]
『黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで』で第18回ファンタジア長編小説大賞佳作を受賞。同作でデビュー。神奈川県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
26
この少年少女たちは、この世界に生まれたがゆえに涙を流し、苦しみ、戦わねばならない。不憫だ。六巻へ。2015/05/08
コリ
19
イシュタルの「千年獅を目指さず、錬護士で留まる」理由がカッコ良すぎる。こんな一本筋の通ったキャラは男女問わず大好きです。出番増えると嬉しいなぁ。シェルティス周りの女性陣にも少しずつアクションが。自分のスタイルがシェルティスの好みか気になるモニカが微笑ましい(笑)ユミィともいいムードに。そして見事イリスがぶち壊しに(笑)シェルティスを含んだ三角関係がどうなるか実に見物かと。最後にはユト=ツァリということも判明。ツァリとサラ、そしてイリスが一体どういった関係なのかとても気になる。次回も楽しみ。2012/03/20
KEI
17
購入。せーの・・・ジルシュヴェッサー!!! だんだんと置いてけぼりになってきているような、ないような(苦笑) 前巻で話題になったイーシャの姉、イシュタルの登場。彼女の突飛なキャラが際立っていたが、その裏にある目的と真意はけっこう分かりやすかった。また、その後のユミィのイシュタル考察がとても良かった。思わず声を挙げてしまった。シェルティスとユミィ、護士としても巫女としても一人前と言えない二人が、これからどんどん巻き込まれていくと思うと、居た堪れなくなりそうだ。次にも期待。2010/12/21
和尚
13
ジルシュヴェッサーきた。葬送歌が一緒で懐かしい^^相手が空白なら、やはりシェルティスは夜色?ヒロインはアマリリスの洗礼を受けた赤色だし。ミクヴァの緋眼って、クルーエルだっけか。前作と繋がりながら、世界もキャラもストーリーも綺麗で好き。2011/03/11
U
13
ジルシュヴェッサー……! イシュタルさんの詠唱のところが、すごく好きでした。細音さんはこういう詠が本当に上手いなぁ。今回も面白かったです。早く、シェルティスがユミィの一番傍にずっといられるようになりますように。でもヒラから千年獅になるのは結構無茶苦茶に大変だよなぁ。とここでアマリリスって…!そこも?!2010/12/22