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内容説明
「守るんじゃなく、一緒に戦う。…それが僕の新しい戦い方だから」仲間と挑んだ選抜戦で、シェルティスは新たな決意を迫られる。統政庁との会合に赴く巫女・ユミィの護衛任務。それを勝ち取るため、モニカと華宮、そして「四人目」の仲間と部隊戦に参加したシェルティスは、一人で戦ってきた己の弱点と向き合うことになる。時を同じくして、シェルティスに宿る魔笛を浄化するため沁力の修行を重ねるユミィの前に、ツァリと名乗る女性が現れた。「沁力が開花するキッカケ―お前の知らない旋律を与えてやろう」そう告げる彼女は、ユミィを『ある場所』へ誘うのだが…。変革する世界で、少年を想い少女が歌う、重層世界ファンタジー。
著者等紹介
細音啓[サザネケイ]
『黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで』で第18回ファンタジア長編小説大賞佳作を受賞。同作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
25
仲間を信じ、連携することを覚えたシェルティス。新たな仲間もまた増える。この作品、ゲーム化できると思います。五巻へ。2015/05/07
コリ
16
新キャラ、ヴァイエル登場回。シェルティスやレオンとはまた違ったカッコ良さがあり、これからの活躍が楽しみ。女性キャラが魅力的なのはもちろん、男性陣もいいキャラが揃ってるのもこの作品のいい所かな。ストーリーもいい具合に伏線が張られ、先が気になる展開に。イグニドの動向、ユトとツァリの関係、ユミィが見た千年前の世界。謎が多くてワクワクする(笑)ユミィとモニカの再会によってシェルティス周りの女性関係がどうなるかも注目。「モニカ部隊長?部隊内での不謹慎交際、最大減点ね」…モニカは可愛いなぁ(笑)2012/03/11
星野流人
13
すわシェルティスハーレムルート突入かと思いきや、モニカ部隊の次なるメンバーは男性でしたか……。巫女であるユミィの護衛の仕事を勝ち取るため、モニカ部隊が選考に挑む話。落下シェルティス巫女モニカ人形イリス他、謎多き過去の伏線がばら蒔かれまくりであります。 モニカ部隊には自己犠牲精神の強すぎるメンバーばかりの為、読んでてすがすがしいけれど、ちょっぴりモヤモヤもしてみたり。 ベストイラストは、233頁の食料の奪い合い。 7/10頁2013/12/08
カインズ
10
【モニカ部隊が盤石の態勢に(色々な意味で)】ユミィを護衛する任務を受けたいシェルティス。ただ、その任務を引き受けるには「4人目」が必要で・・・。今回は、男性キャラクターのヴァイエルが登場。ほとんどの護師候補生が上を目指すのに対し、彼は、下を見つめます。とは言うものの態度が非常に悪いし、彼がやりたいことを実現するならむしろ事務員となって業務の改善に尽力するべきではと感じてしまう。もう少し、設定を練って欲しかった。見所は、シェルティスが寂し気な表情を見せた時のモニカの行動。最大減点ですよー。2011/04/15
KEI
10
購入。僕はツンデレが好きだ。しかし、そのポジションが男とはorz しかし、ヴァイエルは非常にいいキャラだ。「才能の有無など関係ない、目の前に困っている人がいたら無条件で助ける」。これは僕の中にあった、護士は塔の上を目指すものという考えを綺麗に変えてくれた。また、彼の考えには成る程と感心し、同時に共感を覚えた。サラ、ユト、イリスという名前が千年前にも存在し、これからの展開にますます目が離せない。 著者の前作との関係も示唆されているが、今のところはそれを読まずともストーリーに問題は出て来ない所も好感を持てる。2010/08/24