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内容説明
エルミナが本棚のハシゴから転落、最近の記憶を失ってしまった!「ええっと…、あなたは…?」突然失われた主従の絆。見知らぬ者を見る目で自分を見つめる主。「私はマルク=マルドゥークと申します。エルミナ、あなたの執事を務めています」丁寧に腰を折って名乗りながら、マルクはひそかに決意した。―あの日、私はただエルミナの隣に傅いて待とうと、決めたではないですか。忘れたならば、また思い出させれば良いのです。そのころ、街ではオークションにカナメのカタナが出品され、契約者が訪れていて―。マルクは不安定な主の心身を守れるか。
著者等紹介
手島史詞[テシマフミノリ]
第19回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞作「沙の園に唄って」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のれん
9
カナメみたいな三角関係キャラは展開が進むと消滅させるのがこの作者のお約束だが、まさか四巻で出てくるとは……王道とはまた違う味を仕込んでくる。 だがそれよりもエルミナ記憶喪失のギャップに惹かれる。影のあるミステリアス美女に、天真爛漫時代があったというだけでグッとくるものがある。メインヒロインを一番可愛く描くというのは殊の外難しく、見事に読者目線をエルミナにしてくる構成力には参った。 後、アーロンは誠実な天然だと思っていたが、思った以上に苦労人属性があった。心を読んで丁寧な恋愛指導、読者の味方である。2021/02/02
紫鈴
8
記憶喪失中のエルミナの無邪気な笑顔と、いつものギャップがすごい。まだまだマルクには知らされていない事情が沢山あるよう。ジェノバのキャラがまたぶっ飛んでいて、カナメの過去などがはさまれ、・・・結果、まだまだ使用人増えていくんだろうか。☆22018/05/17
ダージリン
6
さらに使用人が増えている~。それぞれに恋心の自覚が訪れ、わかってない人もいるけれど…今の微妙な距離感のままでもいいんじゃないかと(笑)、ダメかな?2010/05/16
みどり
5
先に6巻を読んだせいで、やっと内容が理解できるところまでたどり着いたのに、次から第二幕。事故ネタバレは避けられなかったので、でもここんとこ、執事と朴念仁ものばかり読んでる気がする(そういうのが流行った時期に集めたけど読んでない本が多すぎるのね)2017/04/27
紅羽
5
長らく続きを読まないまま積んでましたが、このシリーズはキャラクターが個性的なので、それ程忘却もなく馴染む事が出来ました。この巻はエルミナが記憶喪失になるというお話。冒頭でマルクの給金値上げをエルミナが検討しているとの事でしたが、その騒動でうやむやに…(笑)やっぱり不幸が似合うよ。マルク(笑)そして、マルクが真に想う女性は…。今度は最後まで読みたいです。2013/04/24
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