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内容説明
深森榮一は、高校2年。4年前より過去の記憶なし。それ以外は至って平凡。なのに目の前の状況は一体何だっていうんだろう。「“はぐれ”だ!逃げろ、榮一っ!」突然現れた化け物。混乱する僕の前に、一人の女の子が現れた。「霧散!」霧に包まれた刀で、彼女は化け物を薙ぎ払っていく!全寮制の白雲学園へと転校した僕。“はぐれ”と呼ばれる化け物と遭遇した僕は、霧と共に現れる“はぐれ”と、それから学園を守る“霧使い”の生徒たちと出会う。その上、成り行きが霧使いとなることになるんだけど…。スノーミスト―異界へと繋がる霧の向こうに、何が待っているんだろう。学園ミスティック・ファンタジー。
著者等紹介
瀬尾つかさ[セオツカサ]
第17回ファンタジア長編小説大賞審査委員賞「琥珀の心臓」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
空箱零士
4
★★★☆ 白雲学園を覆う霧とその中から這い出る化物である《はぐれ》。生まれつき強大な力を持ち、怯えながら、失われた自らの記憶と出自と向き合う決意をした少年と、化物と戦う力は持たないながら、果てしなくそそり立つ崖の向こう側を見たいと凄絶な努力を前向きに積み重ねる少女。絶妙な程に等身大な規模感の世界観の中、自分と向き合い、探しださんとする少年の等身大な物語として、非常に好感が持てた一冊。そして、非能力者ながら、世界の向こう側がみたいという理由で常人の域を超えるクライム能力を得た雪姫のひたむきさが印象に残った。2019/02/12
ねんこさん
2
ストーリーにあまり関係ない脱線で無理矢理水増ししてページ数稼いでるのが丸見えで物語のテンションがダレ気味。睡眠導入本としてのみ有用。2015/10/20
geranium
2
電子書籍で読了。瀬尾つかささんの一人称の小説は珍しい。ただでさえ青臭い文体が、いかにもナイーブな少年の語り口と相まって、ちょっと読んでて恥ずかしくなるくらいの青臭さです。内容は、霧を武器にして『はぐれ』という敵と戦う学園異能バトルですが、その手の作品にありがちな読了後の爽快感は皆無。自分の過去がまったくわからない主人公のミステリアスさに、物語の主軸が置かれていると思いました。一人称視点ということもありますし、今のところは、読者に与えられた情報が少なすぎて何とも言えないです。2013/09/28
東西
2
異能で化物と戦うお話 前作同様、毎度ラストでひっぱりますねー2011/10/28
指
2
適度なテンプレの導入/神楽可愛い/キャラ配置や設定はこれまでの瀬尾つかさを思わせ、期待を促す/神楽可愛い/必要十分なキャラクタ描写配分は既に職人芸。完璧。/神楽の畳みかけるような罵倒ステキ/主人公とヒロインの対置と魅力的なメイドとメガネとハゲを配置したと思ったら最後にロリが全て持ってった神楽ちょう可愛い。2009/07/15
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