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内容説明
数奇な運命の下、今またこの世界に舞い戻ったリュカ・エルモント。「可愛いバカ娘を―宜しく、頼む」そうしてジネットを託されたリュカは、図らずも新婚のような生活を彼女と送ることに。一方で、誰よりも大切にしてきた少女は、リュカを置いてちょっとだけ大人になっていて、内心複雑だった。そんな平穏は、だが長くは続かない。ついに魔女フィオル・キセルメルの目的が明らかになり、生かす者と殺す者、双方が動き出した。そして、リュカとジネットもまた、戦いの場に赴いていく。時の流れから取り残された人々と、取り残された物語の行方は―!?本格ファンタジー、感動の完結巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
21
シリーズ最終巻はフィオル・キセルメルを生かすものと殺すもの、そしてリュカとジネットたちが時の流れを取り戻すための戦いに挑む話。シリーズ全体を通して、とても惜しい作品だと感じました。終盤が近づくにつれて、展開が駆け足になっていき最終的には数々の伏線を放置したまま終了っていうのはあまりにも残念すぎる。この作品の魅力を発揮出来ないまま終わったせいで、物足りなさを感じてしまいますね。これあと2〜3冊あれば確実に傑作になってた気がするんだけどなぁ。なんにせよ作者さんの力は感じれたので良かったです。2015/09/17
てぃーも
10
少年ソルはリュカとフィオルの子の様な存在?妖精(フェイ)はこの世に1人、200余年前~7年前はフィオル、2年前迄はリュカ、つい先日まではソル、そして今再びリュカ。リュカ・ジレット共に約2年ぶりのフェルツヴェンの街。物語が最終局面の様に進む今巻序盤。果してこの物語の終焉とは何なのか?第一王女フィオルは魔女と蔑まれてでも、この世界を侵食する夜の軟泥を支配下に置く事で、世界を守りたかった?その強力な力に吸い寄せられて、フィオルの想いをぶち壊した面々?リュカの姉に魔女が代替わりする?どうにか保留状態に持ち込むも?2024/03/30
J・Kaiyou3426
4
読了。最終巻という事だが、面白いんだけど、物足りなさを感じてしまう。それはやはり五巻で終わってしまったことだろう。 あとがきにて、没になった登場人物について解説があるが、それらのキャラクターの活躍も見たかったかな?2015/11/23
niwaniwatori
3
前巻までの話作りの丁寧さと比べれば明らかに色々と劣る最終巻。どうせ打ち切りだからとばかりに矢継ぎ早に解決されていく伏線が悲しい。それでもジネットもアリスも可愛いし雰囲気はいいしで満足度が低くないのが本当に悔しい。2008/04/19
いんちょ
1
2009-0417.すかすかですっかり有名な枯野さん。こちらも面白かったので是非。2016/03/18