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内容説明
そもそものはじまりはいつだったのだろう。オムパロスの姫巫女を保護したときか、アンドレアという青年と出会ったときなのか。いや、この世界ができたときから決められていたのかもしれない―この身に「海獣」が宿るということは…。女海賊カラーラは、伝説の「海獣」を巡る抗争に巻き込まれ、愛船を養父を、そして故郷を失った。その代わりに得たものは、「海獣」の力と世界創成の秘密―この世界は創造主ルーハーが“最後の審判”を下すためだけに創られたものだということ―であった。〈海獣〉の力は、その“最後の審判”を阻止するために存在する…。“わたしに世界を救えというのか”その身に課せられたあまりにも大きな使命がカラーラに重くのしかかる―愛と感動に満ちた、ロマンティック海洋ファンタジー巨編、ついに完結。