- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見ファンタジア文庫
内容説明
「総員、持ち場につけ。全速前進―これより、あの船の追跡に入る。」甲板上に凛とした号令がひびき渡ると、海賊船〈カイヌース〉号は、にわかに色めきたった。指揮をとる人物の相貌には、やわらかな唇、つんとした鼻、こぼれそうな大きな瞳などが、絶妙なバランスで配置されている。海の荒くれ男どもを束ねる美貌の女船長カラーラ―彼女の海色の瞳は洋上の獲物を見つめていた。だが、捕えた獲物はその腹に、予想外の宝物を抱え込んでいた。神殿国家オムパロスの姫巫女が囚われていたのだ。姫巫女ディミーシアとの出会いは、女海賊カラーラの人生を大きな波のうねりの中に呑み込んでいく…冒険と夢とロマンに満ちた、海洋ファンタジー・アドベンチャーが船出する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kitten
8
読む本がなくなったので、昔の本棚から昔の本を探索。五代さんの初期の作品を発掘。五代さんお得意のファンタジーだけど、女海賊が主人公。上巻は登場人物の紹介といった感じ。わかりやすく悪役なキャラもいれば、分かりやすく謎なキャラクターもいる。シナーンとティミーシアのキャラがかわいい。ハラハラドキドキする展開。今は海賊ものといえば「ワンピース」だけど、この作品、ワンピースよりも昔なんだよな。挿絵がちょっと濃ゆいのが気になる。続きも読んでいく。2020/03/26
セシリー
0
駆け足で読んでしまったので返却期限に追われつつ再読。今読むとあれこれ伏線がはってあるのね。2022/05/18
-
- 電子書籍
- TRE TRIP vol.2 春を楽し…