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内容説明
騙された、と思ったときには遅かった。アルドナの女皇シェナイの名代として出陣した姫皇子ライカは、敵国ネクボワの陣地に一人取り残されていた。彼女はネクボワに人質として差し出されたのである。母である女皇や部下たちに裏切られたと知って呆然とするライカ。だが、予想に反してネクボワのライカに対する扱いは丁重だった。「おまえは巫女で天族だから」という首長のリュウザ。一見粗野な外見とはうらはらに、リュウザはライカに細やかな心づかいを示す。そして、ある出来事をきっかけに二人の仲は急速に近づいてゆく。黒い罠が彼らの行く手に待ち受けているとも知らずに…。新鋭横手美智子が描き出すドラマチックファンタジー第2弾、危険な恋が今、燃え盛る。