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内容説明
10万人の生徒を擁する蓬莱学園。その富と権力の象徴、黄金生徒証をめぐる野々宮雪乃とソーニャ・V・枯野の対決は続いていた。『第一級補習授業刑』を宣告されたソーニャはしかし、囚人相手の賭博で成り上がる。彼女の発行する『ソーニャ・チップ』は天井知らずの交換レートを持つにいたり、補習授業校舎の周囲には、一攫千金を夢見る生徒によってスラムが形成される。人呼んで〈悪徳大路〉…。一転して窮地に陥った雪乃に、打開の策はあるのか。両者の間で暗躍する生徒会、学園銃士の真意は。虚虚実実の駆け引きの果てに待つものは。情熱と策謀がぶつかり合うハイパーサスペンス、待望の後編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
CCC
7
前作を読んだ段階でうっすら思っていたことだけど、学園ものではあるが感覚的には疑似国家の話っぽい。「ソーニャ・チップ」に着目すると独自通貨を軸にした経済小説だし。そちらも掘り下げると面白そうだけど、個人的に一番楽しめたのはソーニャのキャラクターだったかもしれない。2022/08/27
Y
5
初恋は結構好きだったけど、これはあまり… どんな話なのかと思ったら経済がテーマだったとは2023/03/31
らと
2
こんな結末アリ?(もうめちゃくちゃだよ〜!) 話の過程と真相は好き。ソーニャの持ってた本って結局なんだったの?2023/10/05
DAWN
2
『初恋』が見つからないのでこちらから、今回が初読。 ○○なオチも含めて、よくあるジャンル分けは出来ない“新城”(もしくは“蓬莱学園”)というジャンルだった、ということでしょうか。うーん、読み違えた気分。。。2009/05/30
相楽(twitter:sagara1)
2
Gumble Rumbleな学園経済紛争で、通貨自体が富くじで付加価値で文字通りにカジノ経済で、ハイパーインフレで既得権益層に嫌がらせ。なんだか無茶苦茶だけど、ホントにそんな感じ。いろいろと破格なライトノベル。挿絵が中村博文ということで、画が出てくると反射的にソードワールドRPGリプレイの"バブリーズ"が思い起こされるのも楽しい。米澤穂信を作った「100冊の物語」」関連その11。2009/05/05