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内容説明
惑星カナベラルのポート・タウン―人類が異星人との戦争に敗れるまで、この街は宇宙への玄関口であった。敗戦から四年、人々は心の傷も癒えぬまま、日々の生活をおくっていた。ある日、この街に住む私立探偵クドウ・リュウスケは、エリーナ・スギのと名乗る女性から、いまだ戦場から戻らぬ恋人の捜索を依頼される。彼女の恋人、サイラス・ベンダーの足どりを追うリュウスケは奇妙な事実と怪異な事件にでくわした。この仕事のウラには何があるのか。期待の新人が描く本格近未来ハードボイルド・アクション。第二回ファンタジア長編小説大賞準入選作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
天涯
2
25年前の作品。「ザンヤルマの剣士」の麻生俊平先生のデビュー作。火星との戦争に敗れた地球の近未来を舞台にしたハードボイルドもの。麻生俊平作品は大好きなのでデビュー作は是非とも読んでみたかった。内容はかなり粗削りな印象。ただ麻生先生の探偵好きが垣間見えて面白い。自己満足で買ったので内容は二の次。2016/01/29
alleine05
2
『ザンヤルマの剣士』の麻生俊平さんのデビュー作ということでずっと読みたいと思っていたもののなかなか見つからず、ネットの古本もやたらと高い値段がついていたりして手が出しづらかったのだけど、つい最近調べてみたらちょうどいい価格がついていたのでやっと購入して読めた。が、残念ながら中身の方はいまいちだった。(コメント欄に続き)2013/10/16
MNK2
0
麻生俊平デビュー作。今の富士見ファンタジア文庫では出ないタイプ。あまり読者には受けてないのかな。何度も読み返す気にはなれない。
紫
0
およそ十数年…どころか、およそ二十年ぶりの再読。異星人の占領下に置かれた辺境惑星が舞台のSF風味なハードボイルドであります。ライトノベルではなく、まだヤングアダルトと呼ばれていた平成の最初期。コメディタッチの軽い展開はなし、そもそも二十歳未満の登場人物がまったく出てこない! といまのライトノベルとは隔世の感です。序盤は地道な聞き込みの描写が続いて単調ですが、俄然面白くなってくるのは「道の裁き」から。テンポのよい進展に、旧軍の人体実験、脱走兵狩り等々、明らかになる真相はSFならではのもの。星4つ。2014/07/12
伊能
0
20世紀の海外ハードボイルド風SFを異星舞台で探偵もの。 世界設定は悪くないけど少し説明不足かな。2018/06/26