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内容説明
時は、貴族社会が形骸化し、王侯貴族たちが、やることをなくしてしまった、そんな時代―。ルー・ヴァイアは王太子ガルタのお伴として人跡未踏の地、デルゾントに向かっていた。一行の目的はデルゾントのどこかに眠るという〈王女の卵〉の探索。だが、気化狼に襲われ、いきなり主従ふたりっきりになってしまった彼らの前に、奇妙な少女が現れる。伝説の魔獣ガシューに育てられたというその少女アクアクは、〈卵〉のありかを知っているというが…。安田均氏他選考委員が驚嘆した期待の新人。第二回ファンタジア長編小説大賞準入選作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ろびん
4
王子が世間知らずの坊ちゃんというよりかませの悪役にしか見えない……。2017/09/09
maeka
2
中学生の頃に見かけて気になっていたのを、ちょっとした巡り合せで十年以上越しに入手。読み始めは思ってた通りで、読み進むと結構意外で、でも読み終わると矛盾なくしっくりと最初のイメージに着地する。言葉の誤用が目立つのは気になったけれど、緩急のバランスとか情報の入れ込み方とか、センスのいい高校生だなー。そして、十年以上前の私にこの本のイメージを正確に伝えてくれていた装丁やらカラー口絵やらもすげーなぁ。2012/10/13
洪七公
1
既読本1991/09/14
Y
1
今日から小林めぐみさんの本を読んでいく(と言っても持ってるやつのみだけど) これはデビュー作ということで。最初は自分には合わないなぁと思っていたけど、最後らへんはまあまあ合うようになってよかったかな…まあ、これはデビュー作なので… ただ、イラストが昨今ではあまり見かけないテイストなのでそこは好み 後、富士見ファンタジア編集部の解説があるのにも驚き2022/07/04
megyumi
1
電子書籍化記念再読。今読んでみるとやや森見登美彦っぽい?マジックリアリズム……とはちょっと違うか。そんなような瑞々しく掴み所のないFT。なるほどこういうのが後のビールに繋がって行くのね。年上彼氏好きも昔からか/スレイヤーズに比べると文脈に依存してない、評論家受けのいい、行儀のいいFTみたいな印象あったけど、どうしてどうして。女性冒険者は月のものをどうアレしてるのか、とか結構直球勝負だ→2014/08/04