富士見ファンタジア文庫<br> 君の居た昨日、僕の見る明日〈5〉Graduation Ceremony

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富士見ファンタジア文庫
君の居た昨日、僕の見る明日〈5〉Graduation Ceremony

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784829119037
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「…キスだったら…その…いいから…」晴れて両思いになれたアグニと優樹だけれど、キスより先に進めない二人を今日も学園のみんなが追い回す!優しい嘘で出来た偽物の学園の、いつもの風景。いつかは無くなる世界だと分かっていながら、誰もがその日はまだ遠いと思っていた。ところが―。文部科学省陰陽課の最終兵器・虎丸にこの学園が見つかってしまった!それすなわち、幽霊学校=鈴乃宮詩月の消滅を意味する。これでは詩月は成仏出来ず、時空の狭間にいるアグニたちも、異空間を彷徨い続けることになってしまう。なんとか虎丸を撃退しなければ!そして、みんなで「明日」へと向かうのだ!!榊一郎のセンチメンタルラブコメディ、いよいよ完結。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

朧月

5
最終巻。 短くまとまったシリーズは読みやすくて良いですね。 虎丸の存在とかその対処とか、ちょっとやっつけというか、物語的に急ぎすぎてる感じがして、少し微妙でした。 登場人物達の成長や心境の変化などが丁寧に書かれた作品で、クライマックスの部分は結構感動しました。 アグニちゃんは可愛い。 後日談がしっかり書かれている作品も珍しい気がします。 全体的に、すごい面白いって訳じゃないんだけど、深く静かに楽しく読める作品でした。2013/10/10

KUWAGATA

5
完結。静かに余韻がたなびいていく幕引きに、大変感動しました。惜しむらくは、榊さんが構想されていた全てが形になったものを読んだ上で、この最後を迎えたかった。そうすれば、優樹をはじめ各キャラクターの成長の過程がしっかり描写されただろうし、より感動は大きなものになったろうと思います。ただそれを差し引いても、大変素晴らしい作品でした。やはり伝えたいものは、真っ当で直球であることが何よりですね。余談ですが、虎丸は久々に心から生理的嫌悪感を感じるキャラでした(笑) こういうキャラを描けるのも、榊さんの力量ですね。2013/07/01

こたつ

2
すごい面白いというわけではないけれど、いい話でした。年をとってわかる学校のありがたみを教えてくれました。2013/08/18

ソラ

2
とりあえず登録。感想はまたあとで2007/09/24

れーじ

2
読メで薦めた方が読んでくださっていたようで、嬉しくなって引きずられて再読。榊作品の中でも現状で一番好きな終わり方。泣ける。惜しむらくは、打ち切りくらった結果、書き下ろしの主人公・優樹と、雑誌連載の主人公・アグニが、それぞれのシリーズで積み重ねた総まとめとして、けじめとして、二人してヒロイン・詩月を卒業して救うという構成がうまく回りきらなかった点。でも、それでも、この作品に込められた思いはしっかり受け取りました。この作品に出会ったことは、無駄ではなかった。明日へ進む力をくれた、今まで出会ったすべてに感謝を。2013/06/29

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