内容説明
公園で暮らす自由なねこたち。でも、シッポはちょっと違います。飼いねこだったころの温かい記憶を頼りに、新しい飼い主を見つけます。
著者等紹介
マイヤー・スクマンツ,レネ[MayerSkumanz,Lene]
1936年11月7日に、オーストリアのウィーンに生まれる。ウィーンで育ち、現在も家族と存住。児童向けの作家として長年活動してきたが、とくに新しい児童・青年向けの宗教的文芸で定評がある。その執筆活動に対し、ドイツ青少年文学賞、カトリック子どもの本賞やオーストリア功労賞を受けている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
53
読み友様からのご紹介本です📙昔、人間と暮らしていた雌猫の「シッポ」だけど、公園の野良猫は人間と暮らすより自由がいいと言う。ある日、シッポは優しいカメラマンと出会い、運命を感じて彼に付いてゆく。2024/02/28
寧々子
11
クリスマスの喧噪の中で猫のシッポが見つけた幸せはシッポが選んだ幸せ。 だから逃げることなんて出来ないとあったけど、猫と人間の出逢いは猫が選ぶことから始まっていると改めて思った。 猫好きの意見ですが・・・ シッポがちゃんと男の人を見つけついて行けるのか、ちょっと心配しながら読みました。 シッポは安心しきってるけど最後までしっかりと見届けさせてほしかったなぁ。 シッポが見つけた幸せがずっと続くことを祈ってる。 そして、シッポのような野良猫が幸せを見つけ、優しい声と優しい温もりの中で暮らせるように祈ってる。2015/11/25
nyanco
8
公園のいちいの木陰はノラ猫たちの憩いの場。『人間なんかに飼われるより、のびのび公園で生きているほうがいい。』でもシッポは人間と暮らしていた昔のことを懐かしく思い出す。暖かい部屋、自分だけのミルク、優しく撫でてくれる人の手…。シッポは新しい家族を手に入れられるのでしょうか…。ちょっとしたしかけも挿入されていて、子供が喜びそう。猫の描き方も、猫の視線から見た街の様子もいい感じ。クリスマスの夜、全ての猫に幸せが訪れますように…。2009/12/10
遠い日
4
もとは飼い猫らしいシッポというネコ。クリスマスのさざめきの中で、自分で幸せを見つけたシッポ。ネコが選んだ人の、確かさが温かくてほっとする。中に挟まれた拡大ページがいい味わい。絵がとても優しくて、美しい冬の風景が印象的。2014/02/18
ととろ
4
あるのらねこが、人間に飼われていたころのことを思い出して、やさしい人間に近づいて行って・・・という話だけど、ん~、あんまり、何を言いたいのかわからなかった。2012/12/04