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内容説明
アトリは“異言”のものによって連れ去られ、ロナーは苦悩していた。兄であり、“骨牌”の王国・ハイランドの偉大なる王フロワサールは刻一刻と死に近づいており、さらには王を補佐すべき“骨牌”たちの相次ぐ離叛…。ついに東の蛮族が侵攻を始める。“詞”の世界は“異言”によって侵されていく。アトリは、考えていた。“十三”たる自分がいまなすべきこと、向き合わなければならないもの…。そして、いまここに真実の物語が語られ尽くす。“骨牌”に翻弄されるアトリの成長、冒険、恋を描いた日本ハイ・ファンタジーの金字塔が奇跡の幕を閉じる!!物語には常に最善の結末を―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
水無月かなめ
3
ドリリスの奴、おいしい所持っていきやがってー(笑)2011/01/05
tomite
2
ロナーが実にかっこよかった。元凶であること、偉大な兄を持つというプレッシャーに押しつぶされることなく、ひたすら民の為、前を見据えた姿が良い。己の権力を求める貴族たちの愚かさが目立ったせいで、誠実さと高潔さが、より目立った。元凶となったジェルシダの公女とベルシャザルの話は痛ましいの一言。それだけに、憤怒の子供である「十三」をアトリが自分と重ねがら癒すシーンは実に秀逸だった。ドリリスもなぁ、根回しが憎らしくもあり寂しくもあり。ヤツも足掻いていたということか。や、実に面白い物語でした。文庫化に感謝! 2011/03/06
UI
1
作家らしく詞(ことば)をテーマにしたこの世界観は結構好みの範疇。あまり精緻なロジックはなくて、ラストもちょっとご都合良すぎ、と突っ込みつつ、でも楽しく読みました。長編だけと、大作とは感じないのは構成がお気楽だからかしらね。2013/07/12
江迎
1
時々読みたくなってしまって手放せないシリーズの1つ。2012/02/15
ギターフ
1
とても良かった。なんとなくばいばいアースっぽかった。2011/10/27