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内容説明
長きにわたる「連盟」と「協会」による“稀人”同士の抗争。全世界的規模で急速に拡がる“稀人”排斥の気運。これらはすべて一人の老人による謀略の結果であった。その老人の名は赤目。彼もまた超能力を持つ身でありながら、“稀人”の抹殺を画策していたのだ。先の闘いで最強の戦士・古雅銀嶺を失った“稀人”たちは、窮地に追いつめられていた。しかし、赤目の思い通りにこのまま滅ぼされるわけにいかない。愛する兄を失った桧山夕姫は、残された仲間たちとともに、決死の覚悟で最後の闘いの場へと赴く!激情と慟哭のサイキック・ノベル、圧倒的迫力のクライマックス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nawade
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★★☆☆☆ 自分の一番嫌いな終わり方だった。彼らの覚悟と努力は何処に?2006/09/20
永山祐介
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ラストシーンに至るまでは、まさに負け戦。例えこの身が滅びようと、憎き仇を討ち取らんとばかりに向かう稀人たちには燃えました。いっそコテコテと言っても良いシチュエーションの連続なのですが、それでも力ずくで泣かされちゃったという感じです。命の選別とか、最後の別れとか、恐怖を打ち払うために一矢報いて散る戦士達とか。問答無用で興奮しました。ラストシーンについては、本来そういう終わり\はあまり好きじゃないのですが、これに関しては意外と好ましく受け止めました。2006/09/22