出版社内容情報
議員会館から、一億円が強奪された。犯人はかつて”人斬り秀”と言われた元ヤクザの花田。議員と暴力団、そして警官が花田を追う!
議員会館から、闇献金の一億円を強奪した犯人は、かつて”人斬り秀”と言われた元ヤクザの花田。足を洗って豆腐屋稼業をつとめていた花田の目的は何なのか?闇献金の存在を隠滅したい国会議員、献金の間に入っていた花田のかつての弟分、花田を追い続けてきた元警官、裏で暴力団とつながっている現職警官――花田の行方を捜し、追い続ける彼らと、残りの命が長くない花田。
欲望とはなにか、ヤクザとはなにか、男とはなにか。
『地の底のヤマ』で炭鉱の町・大牟田を舞台に見事に男の世界を描ききった西村健が「なぜここまで」とも思える男の信念を燃やし尽くす!
講談社100周年書下ろし作品にして、日本冒険小説協会大賞受賞作!
内容説明
白昼堂々、議員会館から盗み出された闇献金一億円。犯人は伝説の極道、“人斬り秀”こと花田秀次。極道から足を洗った花田はなぜ一億円を盗み、どこへ行く?闇献金にからむ議員や暴力団、そして警察が彼を追う。そこには命を懸けた壮大な計画があった。講談社100周年書き下ろし&日本冒険小説協会大賞受賞作。
著者等紹介
西村健[ニシムラケン]
1965年福岡県生まれ。東京大学工学部卒業。労働省に入省後、フリーライターに。1996年、『ビンゴ BINGO』で作家デビュー。ノンフィクション、エンタテインメント小説を次々に発表している。2006年『劫火』、2010年『残火』でそれぞけ退本冒険小説協会大賞、2011年に刊行した『地の底のヤマ』で吉川英治文学新人賞と日本冒険小説協会大賞をダブル受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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