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内容説明
「あああっ!やっちゃったッ!?」今日も今日とてどこかで響く悲痛な叫び。街の平和をかき乱し、みなの心に不安を招く、その名はクインシー警備隊!子牛の窯蒸し焼きに誘われてクインシーを訪れたリナだったが、警備隊のダメダメ隊長フェタールさんのせいでなぜか連続殺人事件のエジキに!?なんでも殺人予告のマークをつけられた隊長が、「木を隠すには森の中」とばかりに、街中の人に同じマークをつけて回っているらしい。警備隊長の自覚ゼロッ!なフェタールに、クインシー&子牛の窯蒸し焼きの未来が揺れる!!ダメ人間ってやっぱりダメなんでしょうか?と根本的な問いかけをしたくなる「スタンプ・トゥ・キル」他2作&書き下ろし収録の短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海星梨
6
KU。これは面白い。ナーガ不在だけどw 作者の話構成の技量というか、味付けの技量は上がっているけど、その分リフジーンをかませなくなってる気がする。嫌われ隊長は面白すぎ。逆玉の輿な美人奥さんと可愛い子どもまでいるあたり、現実のフジョーリを克明に書き出してる。いるいる、そういうヤツ、という。2023/01/31
m.murasaki
2
表題作なかなかよかった。セルフクエストもオチも含めていいお話でした。あそこで迷うことなく竜破斬で一掃してしまうあたりがリナの思い切りの良さですねえ。ロスト・メモリーも皮肉な真実がなかなか。しかし、フェタール隊長嫌われてるなあ。2011/05/23
春巻き
2
この巻はギャグ分が薄いというか、シビアな話が多かったような印象。とくに「セルフ・クエスト」はアントニーの青さ(?)も含めて、すぺしゃるとは思えない味わい。ただ、こういう要素があってこそリナだし神坂先生だとは思うのだが…一冊の中で同傾向が続くのは珍しいかも? ロスト・メモリーの「いるのよねー。『機を見る』とかって言いながら、結局一生ずーっと機を見てるだけのひとって」のセリフが重くて深い…2009/03/29
みんみん
1
ミステリー風でシリアス寄り。すぺしゃる、こんな話もあるのか、とちょっとビックリ。でも、こういうのも好きだな。セルフ・クエスト面白かった。そしてフェタール隊長のダメっぷりと隊員の容赦ないツッコミが楽しい。2015/01/31
晴久
1
懐かしいです。久々に味わう、小説のスレイヤーズ。やっぱり好きだな。ナーガさんがイラストだけで出てこなくて少し残念。また長編のほうを読み返してみたくなりました。2013/10/31