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内容説明
腕の良い占い師だった母を亡くしたアトリは、娼館“斥候館”の女主人の寵愛をうける占い師。今日も館の花の祭りに招かれていた。館では年下の親友モーウェンナから頼まれて骨牌占いをするが、その最中に因縁をつけられたアトリは、その場にいたひとりの青年・ロナーを占う羽目になる。そこでアトリに選ばれた札は不吉なものだった…。祭りの帰り、何者かに連れ去られそうになったアトリは、母から受け継いだ大切な“骨牌”が、音もなく光の粒となって消えゆくのを目にする。その直後、異形のものに襲われる―。少女アトリの成長、冒険、恋を描いた日本ハイ・ファンタジーの金字塔が全三巻で登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yoko
3
骨牌(カルタ)使い、とはまた新手というかタロットみたいで古風というか‥‥‥。が、占いや先読みにとどまらずその人の持つ「詞」から真の姿を見抜き導くのが本当の力。まだ見え始めたばかりのこの物語がこの先向かうところは非常に楽しみです。2014/05/11
sfこと古谷俊一
1
どんどん流転していく状況がいいやね。置かれる状況の変化と出会いで、「これまで信じていたこと」が霧散して新しい現実認識が築き上げられていく。 2010/07/17
るむなん
0
五代ゆうさんの作品はこれが初めてです。王道でありながら独自のファンタジー世界をしっかり作ってる印象です。2017/09/10
いんちょ
0
2006-10082015/06/06
UI
0
初読みの作家さん。詞(ことば)が世界を構成しているという設定はなかなか好みのファンタジー。結構ぶっつり終わっているのでIとかIIとかいう巻の区切りはさほど意味がなさそう。続きよまなきゃ。2013/07/09