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内容説明
大地の実りから見捨てられた世界。異形の汚染獣たちが都市の周りを闊歩し、人類は、それ自体が意識を持ち、歩行する“自律型移動都市”で暮らす。その中の一つ、学園都市ツェルニの新入生レイフォンは一般科の学生だったが、入学式の騒動で生徒会長に才能を見抜かれ、武芸科へ転科するはめになる。ツェルニでも汚染獣からの攻撃に備え、選択された者たちが自衛小隊を組んでいた。そのまま勝ち気な少女・ニーナの小隊に配属されるレイフォン。しかし彼には剣を持てない理由があった…。戦いを捨てた少年が、ひとりの少女と出会い―奇跡を生む。史上最強の学園アクション・ファンタジーが開幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
21
途中で挫折したけどまた挑戦。草野球チームに賭け試合に出て永久追放されたメジャーリーガーが来たような感じ? 本人は仲間の孤児達の生活を良くするために闇の闘技場に出てしまった。 それを孤児達に痛烈に批判されて不貞腐れているような感じ。 そして、武芸を捨てようと普通の学校に通うつもりが、、、 生徒会に過去を暴かれて武芸科に入れられてしまう。。 いや、メジャーリーガーだから!!理不尽だから!!2021/02/13
梅みかん
11
強さには武力という意味での強さもあれば、心や精神の強さもある。武力という強さに心が伴わない状態ではいつか立ち止まってしまうのだろう。レイフォンは今自分を見つめ直している。2022/08/16
神太郎
10
アニメで見ていて気になって買った本。一度は捨てた武芸の道を再び歩まねばならない主人公の物語。主人公は武芸者が集まる都市でも特に優れたものにしか与えられない「天剣」を最年少で授かった「天才」だったのである。そんな彼が何故、それを捨ててまで別の都市へやってくることになったのか。語られぬ過去がまだあるなか強いけど、心はまだもろく未熟というアンバランスさは何ともみていてワクワクする。その未熟さが成長したときどうなるのか。1巻として掴みは良いと思うし、読みやすくて世界観に入り込みやすいのも好印象。2012/02/18
ナカショー
9
一度武芸を捨てたせいかもう一度やることに後ろ向きなレイフォン。しかし、生まれ育った都市を離れ新しくやってきた都市で出会った仲間や良き友達たちと触れ合っていくうちに決算をする場面はとても良かったです。一度決心してしまったてからはバトルはまさに圧巻の一言。まだ語られていないレイフォンやチームメイトたちの過去、そして故郷で別れた幼なじみなどの絡みをもっと見てみたいです。2020/11/22
こも 旧柏バカ一代
8
最初っから強かったんだ。武闘派の権化のような都市のトップ12に入るくらい。賭け試合に出た時事が都市中の孤児院の運営を助けるためってのが底抜がけてる。2019/05/25