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内容説明
5年前、僕は死んだ。椎堂密が、オメガという存在に変質した―世界滅亡の始まりに。普通に学校に通い、幼なじみに淡い恋をしていた、そんな部分は全部、死んでしまった。オメガたる僕が抱くのは、僕を殺してくれる“あの人”への想いだけ。だから、自分に言い聞かせる。対天使兵器の少女・サクヤ。契約で僕と恋する彼女との日々は、紛いモノに過ぎない、と。本当の望みが叶うまでの偽りの代替品、気休めでしかない、と。死ねない僕と、僕を殺して世界を救いたいサクヤは、今日も“恋”をする。でも、それは―決して“幸せ”であるはずがない、世界を欺く恋物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
PSV
21
そろそろ過去編が知りたくなってきた、2巻という名の3巻。にゃみの出番が少ないのは至極残念であるが、代わりにサクヤのプリンネタとか、ベタだけど萌える。あと、高天原先輩とか好きですよ、ええ。風花さんとの話は、切なくて良い。美しくて残酷で、さらに主人公がファックに思いました、てへっ☆ ★★★☆☆2012/12/20
タカヒロ
3
密くんの印象が一気に変わっちゃいましたね(汗 今巻は基本コメディ、しかし終盤に次巻はシリアスな話になりそうな伏線が入りましたね。かつて密くんの胸に傷をつけた人はまだ登場しませんが、そろそろ明かされるのか……?2010/02/24
Makos
2
徐々に心を開くサクヤに影響されたか(かたくなに否定しながらも)徐々に密も変わりつつあるような。アダムはこれからどう関わってくるのか、いろいろ楽しみになってきた。2014/11/16
あおいたくと@灯れ松明の火
2
ここからもう前に読んでない領域。サクヤのプリン語りがいちいち可愛い。日常パートがだいぶましな印象になったけど、やっぱり戦闘派のほうが流れいいなぁと。そして最後の密、負け犬の遠吠えにしか見えないんだけど・・・まあたぶん、近いうちに雪辱頑張れという感じで。2013/10/25
kei
2
さて、ちょっぴりシリアスさが出てきた3巻目 サクヤがついに恋する乙女のようになってきた とみせかけて密くんが純情すぎる こいつホントに昔イロイロやってたのか? もしくは壊れすぎてて感情をうまくコントロールできないことを自覚してないんじゃないか? これと4巻目は実質上下巻といった感じで 通して読むと結構面白いです2012/05/21