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内容説明
「私の裏切ったとは、思わぬ」すべてを知っても、そう言って微笑もうとするクリムをカルロは抱き寄せる。「君を残していくことはしない」迫る隣国の脅威、私欲しかない家臣たち。危機感を覚えても、どうすることもできず孤立する若きシュラトス王国女王クリムエラの前に、一人の戦士が現れる。カルロと名乗り、政治、軍事と鮮やかな手並みを見せるその男は、短い間にクリムの中で、大切な存在となってゆく。…だが、彼にはある秘密が…。そして、そのために二人は同じ道を歩めないはずだった。それでも。クリムとカルロは誓う―「どんな刻も、一緒に生きる」と。約束を果たすため、彼らの“運命”との闘いが始まる!第16回ファンタジア長編小説大賞準入選受賞のピュア・ラブストーリー。ひとつの出会いが、刻を超え世界を変えてゆく―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
千円
1
面白かった。ラストあたりは、ちょっと泣きました。王道ラブストーリー。中盤のあたりの読みにくさと、心情の変化の唐突さ(一巻完結なので仕方ないか)が、気になりました。しかし、まあ許容範囲です。良い作品でした。ラノベ初心者の女の子に読ませるなら、これかな。2014/08/16
和佳
0
再読2015/11/16
ニル
0
友人から薦められて読了。実に九年前の富士見作品だったので流石に何処か古い印象も無い訳ではなかったけど、良い作品でした。「イリヤの空、UFOの夏」等、00年代初期には素敵な作品が多いですね。ファンタジーにSF要素を入れ、歴史改変という基本骨子は、現在でこそそう珍しいものではないですが、当時ではかなり斬新だったのではないのでしょうか。ともあれ色々な意味で「少年向け小説」となっている現在のラノベ市場からすると、もう殆どコバルト文庫な内容。続編も出ているようですが、いやもうこれ一冊で充分。蛇足は不要です。2013/02/11
からあげサン
0
久しぶりに再読。これまでにもう何度も読んだけど、やはりこういうストレートなラブストーリーは好きだ。ちょっと惜しいところもいくつかあるが、いい作品だ2012/02/21
bluesph
0
名作と言っていいほどできの良いラノベなのにいかんせん知名度が無い。ファンタジーで恋愛好きな方には超オススメできるのだが、もう絶版されているだろうな・・・。古本屋で見かけたらぜひ購入してみてはいかがか。