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内容説明
「奴はもはや、神凪にとって有害な存在となっている。―討たねばならん」八神和麻の父・厳馬の言葉に、綾乃はびくりっと身を震わせた。過去の記憶に追いつめられた和麻が、暴走を始めたのである。魔術師ヴェルンハルトに、能力を与えられた若者たちが再び戦いを始めた。魔術師の情報を得るため、その若者たちを次々と狩っていく和麻。狩られた者は、廃人となり果てていく。和麻の壊れようがにわかに信じられない綾乃だったが、最愛の弟・煉の声も届かない和麻を見た瞬間、彼女の中で何かが音を立てて崩れた。美しい紅炎を纏わせ、神凪綾乃はついに和麻の前に立ちふさがる。炎術師VS風術師、戦いの行方は?愛と勇気のエレメント・アクション第5弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
CCC
8
やはり主人公VSヒロインの展開は熱い。力量差のある組み合わせだが、それが互角の勝負になる。その理由が納得できるもので良かった。しかしアルマゲスト組、ほんと愉悦部だなあ。2021/01/17
みどり
4
暴走は止まった。あとはきっちり綾乃ちゃんを見つめ直すのだ。いやこれ別に恋愛小説じゃないけど、今回のバトルも面白かった。次でラスト!2017/09/12
AKF-ZERO
4
敵魔術師ヴェルンハルトの手によって、過去に殺された和麻の恋人翠鈴の思念を元に作られたラピス。それを知った和麻は復讐のため再び狂気の世界最強の風術士となり、それを止めようとする相棒の綾乃や弟の煉すら殺そうとしますが、これまでの和麻の教えに従い、成長した綾乃が見事に勝利。綾乃は一巻の頃に比べて精神面がかなり成長しましたね。そして和麻。完全に悪役となりながらもやはりカッコイイなと。復讐のためには冷静に冷徹に非道な手段すら厭わない、正に復讐者といった感じが伝わってきました。再読とはいえ非常に面白かったです。2016/03/03
ころん
4
今回の騒動は魔術師ヴェルンハントによるものだということが判明し、綾乃達は調査を進めていた。一方で、死に別れた元恋人とよく似たラピスに会ったことで動揺を隠せない和麻は単独で行動していたが、そのあまりにも乱暴な行動の数々に綾乃達は困らされていた。和麻さんまじ悪役ポジョション。でもラピスが関わったときの弱さとか不安定さを見て、はじめて和麻の人間らしい部分を感じた気がする。後半の、綾乃と和麻のシーンがすごく良かったなーオチもふくめて。2013/04/30
真林
3
和麻が過去死に別れた少女によく似たラピス。死者を冒涜するような行為に、和麻は冷静さを失っていく。和麻を止めるために必死になる綾乃の姿がいいなと。最初のころと比べると、読者側からしてもだいぶ彼女の印象が変わったように感じます。和麻との関係にも信頼が生まれていますし。ラピスとの決着は持ち越しですが、どうやら続きは…。2014/09/09
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