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内容説明
無数の精霊たちが、ティーエに語りかける。声にならずこぼれ落ちていく想念。ただ、その哀しみの色になぜかティーエの心は揺れ、涙が溢れる。「カリスウェンさまの身に何かが…何かが起ころうとしています…」世に蠢く人々の害意を堪えきれず、美麗な青年は、心情をボイスに吐露した。「己の為すべきを、為せ」屈強な自由戦士は、長い旅路をともにした仲間を、強く叱咤した。皇帝、十侯、そしてローダビアからの刺客。全てが、“水の貴公子”カリスウェンへの包囲を狭めつつあった。大陸の崩壊という沸点とともに、力の均衡は破れ新たな争乱が始まる…。超大河ファンタジー緊迫の第二十一弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文庫フリーク@灯れ松明の火
28
ストーリーが前進しているのやら、後退してるのやら。やっと復讐のマレブ復帰。政治的駆け引きや暗躍も、ついついグインと比較してしまう。すでに興味はヴァユラの裏切り者・レスドゥの扱いのみ。《凶星エネリオン》 《ティーエと巫女王の聖婚》どこへ行った?2010/11/21
珂音
17
政争に巻き込まれカリスウェン、ピーンチ!何が悲しいかって、ラクシがどんどん女の子になってきてて、初登場時の凛々しさが薄れてる。凜とはしてるんだけど、恋する女の子なのよねぇ。2010/07/03
朱音
10
ちょいと物語は動いた、かのように見えるがそれは誤解だ(泣)イラストがだんだんかっこよくなってきてるのはいいんだけど(線の細さが軽減&筋肉増強。男は美形でも何でも多少は筋肉必要だろ派なので)中身はあまり変ってないので…表紙イラスト、後書きによればカリスウェン&ヴァユラの恋人だそうです。おかっぱじゃなかったんだねキミ!2010/08/28
p.p.
8
ラスカーンの生き方には思い当たる節があるので共感するところがある。別に人を殺したことはないけど……。相変わらずのろのろ進行。村に隠した武器がみつかったりカリスウェンがキリに第六侯家の家督を譲ったりしたけどやっぱりのろのろ。マレブは復讐鬼になって再登場。2010/12/05
みとん
2
うっかり、二十二部を先に読んじゃいましたが、全然気が付きませんでした…。どんだけ進んでないんだこの話。いつのまにかジャカンが敵の手に落ちてティーエたちがユーザの屋敷に引越してましたが、その過程を省くことは他の小説では多々あると思うし。とりあえず、『地の書』ってサブタイトルだから解読できたのかと流し読みをしましたが解読が大変だってことしか書かれてないし。っていうか、表紙は誰だ?女の子はレイトリンっぽいけど、男は全く思い当たらないんだけど。でも、いい雰囲気☆口絵のカリスウェンが敵っぽく見えるwww2011/04/13