内容説明
弟・勘十郎(信行)を殺害した信長は、父・斎藤道三を義龍に討たれて歎き悲しぬ妻・濃姫にこう言った。「泣くなら俺のそばで泣け、いう事を聞かんと弔い戦をしてやらぬぞ、はっははは」…濃姫はためらいを捨てて寝間に入った。「が、7年待て。急がば回れというぞ。」「おや、どこぞお回りなさいますの?」「駿河を回るのだ!」駿河の今川軍四万に対する織田軍はわずか二千。桶狭間の戦いで、信長が用いた見事な作戦の数々。風雲急を告げる戦国の世を駆け走る信長の魅力を余すことなく描いた歴史大作、最高潮!
感想・レビュー
-
- 和書
- 冬の佛 - 歌集 華叢書