内容説明
江戸家老と国家老の間で虚々実々の争いがくり広げられる中、婚儀の日はせまっていた。冷酷な青鬼に奪い去られた多恵姫を取り戻そうと又四郎は江戸へ戻る…。この時刻までに多恵姫が戻らなければ、もう内藤家の姫として通らない、江戸家老派の思うつぼである―国家老治部が死を覚悟した時「松平源三郎様、ご来邸」という声がきこえた。が、かごから現われたのは、打ち掛け姿も美しい、目がさめるばかりの多恵姫であった。そして次なるかごには…?!身分を秘めて正義のため明るく活躍する又四郎行状記、ついに完結。
江戸家老と国家老の間で虚々実々の争いがくり広げられる中、婚儀の日はせまっていた。冷酷な青鬼に奪い去られた多恵姫を取り戻そうと又四郎は江戸へ戻る…。この時刻までに多恵姫が戻らなければ、もう内藤家の姫として通らない、江戸家老派の思うつぼである―国家老治部が死を覚悟した時「松平源三郎様、ご来邸」という声がきこえた。が、かごから現われたのは、打ち掛け姿も美しい、目がさめるばかりの多恵姫であった。そして次なるかごには…?!身分を秘めて正義のため明るく活躍する又四郎行状記、ついに完結。