内容説明
米の対イラク武器輸出と18年前の殺人事件の接点は。シンガポールを舞台に男女の愛憎がからみあう、無類の面白さと迫力。著者畢生の国際謀略小説。湾岸戦争前夜のロンドン、アリスンは17年目に仮釈放された夫を出迎えた。夫は無実だった。ヴェトナム戦争の枯れ葉剤をめぐる英米政府の密約が彼を殺人者にしたてたのだ。夫は真相を求めて、陰謀の地シンガポールに飛んだ。MI5とCIAはすぐさま反応した。そして、アリスンも―欲望と苦悩を抱えて。
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- 和書
- 野村太一郎の狂言入門