内容説明
日本の古代王朝を考察する上で欠くことのできない、朝鮮半島からの人の渡来の様相は、いまだに深い謎に満ちている。古代人が“歴史”として伝承してきた神話群が、象徴的に語っている史実とは？日本の古代史を朝鮮半島との関係の中で融合し、記紀・三国史記などの記述から、秘められた交渉の歴史を読み解く。
目次
１ 稲と鉄の道
２ 巨大古墳と征服者の世紀
３ 戦略と外交の世紀
倭人と韓人―むすびに代えて
感想・レビュー
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へくとぱすかる
34
記紀・三国史記などに見える、日本列島と朝鮮半島の交渉。重要なのは、７世紀になってようやく倭・韓の国の区別がはっきりしていくという点。どちらが先行したということではなく、相互の歴史上のやりとりを経て、古代国家として成立していったということだろう。神話のベールの向こうの現実は、東アジアの全体像からとらえれば、案外理解しやすいのかもしれない。2017/05/05
Junko Yamamoto
1
日本海勢力の説明に納得2017/03/26
